memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

緊張しいは右脳を使え(たぶん)

最近、朝、出勤前にピアノを弾いてる。

ピアノといっても電子ピアノだけど。

下手の横好きでやっている。

最近、持っている電子ピアノにメトロノームだけでなくリズムマシンにもなることを知ってビートに合わせて弾いてる。

昔からどういうわけか機械のリズムに合わせて弾くことがとても苦手で強いストレスを感じる。

これでも大学生のときに コピーバンドをやって爆風スランプだのカシオペアをやっていた。なので人が作り出すリズムに合わせるのは苦とは感じなかった。

どうしてそういうことが起きるんだろうと改めて思う。

2つのことを同時にできないから。

リズム感が悪いから。

一般的に言われるような理由は考えられるんだけどどうも直感が違うと言っている気がする。

ピアノを弾いていると日によって全くリズムを意識せずに指が滑らかに動いてリズムも正確になっていることに気づくことがある。

別の日は全然だめ。。。リズムを意識すると途端に指がこわばっていく。

なぜ、同じ人間なのにそんなことが起きるのだろうか?

別の話。

人前に立つと鼓動が激しくなって困ることがある。

そんなやつが何十人もの学生を前にして話すなんて自殺行為だろうと思われるかもしれない。

でも、授業では全く何も起きない。

でも、たまに参加する研究会とか保護者懇談会とかで喋るときに「いよいよ自分の番だ」というときにカチカチになって頭が真っ白になってしまうことがいまだにある。

これも何なんだろうと思う。

根っこはピアノと同じだと感じている。

また別の話。

小中学生と野球をやっていた。

野球は好きでもなかった。

当時遊んでいた友達がやるからという理由でやっていた。

少年野球、そして中学の軟式野球。

テレビで野球を見ることもなかったし野球選手について知りたいとも思わなかった。

そんなことやるなら模型を作ったり電子工作をしたりする方が好きだった。

当然いつも補欠でベンチを暖めていた。

なんかどんどん卑屈になっていったことだけは覚えている。

たぶん、周りから見てもなぜコイツ野球やっているんだろう?と思われていたのかもしれない。自分でもわからない。

そんなどうしようもない野球生活だったけど、たった1日だけ鮮明に記憶していることがある。

中学生の部活。授業終わりのいつもの練習で順番にバッティング練習をする機会があったんだけど、自分の番がきて打席に立って振ると気持ちいい感触がして球はレフトの頭上を越えていった。一度だけではない何度も何度も。それはそれは気持ちよかった。

でも、そんなことは二度と起こらなかった。

チクセントミハイの本とかいくつか読んだことがある。フロー状態とか呼ばれるやつだ。

別にフロー状態などになりたいわけではなく。

いまこれを書いているときと同じように「ここぞ」というときにも普通に過ごせるようにしたい、それだけに興味があった。

今、何となく頭にあるのはタイトルのこと。

最近、右脳と左脳の働きの違いがどうもこういう緊張状態を生み出しているのだと思うようになった。きっかけは忘れた。なんかの本かもしれない。

Unlimitedで右脳で検索した本を片っ端から読んでみた。あまり読みやすいとは言えないけど以下の本がとても腹落ちした。

右脳と左脳が異なる働きをする、というのはよく知られたことだと思う。

でも、この本ではもっと明快に一言書いてくれている。

先のことを考えているときに左脳が活性化する。

もちろん、これ以外にも機能はあるんだろうけど、上記にずーっと書いてきたことと照らしたときにこの違いがまさにピンときた。

発表待ちしているときに「あーこれ話さなきゃ、順番は喋れるだろうか?うーん」などと考えれば考えるほど不安になってドキドキが始まる。

ピアノもそうだ。いつも弾いているA列車である場所で必ず緊張状態になる。誰が聞いてるわけではないけどうまく弾けないという記憶からなのか指がこわばる。計測したわけではなけど明らかに動きがおかしくなる。頭の中で1つ1つの筋肉をどう動かせばいいのだろうか?と考えているような感じさえする。

このこわばりというのは恐らく喋ることも同じなんだろうと思う。1つ1つ先のことを考えながら話そうと一生懸命になればなるほどこわばっていく。。。

恐らく、これらの現象が起きるときには必ず左脳が優位に働いているのだろうと思う。

手のひらに人をかけとか、肛門を閉めろとか、腹に力をいれればいいとか、場数踏めばいい、とか何となくの経験則で対処しようってのがよく言われることだったが、これがうまくいったりいかなかったりするものだった。

もう、この年になってしまえば、緊張してドキドキするのも別にしかたがないし、失敗したところで別に命取られるわけじゃないし、と思えるので、身体の反応があるのはしかたがないことで諦めてもいる。

ただ、発生原因が右脳・左脳の優位性?の違いと自分なりに解釈してしまえば あーいま左脳が頑張っているなぁ〜また先のことを考えちゃっているよ。。。失敗したっていいじゃん、もっと俺、今を楽しみたいんだよね、だからもっと周りをみて感じて楽しもう、あーあの人あんないいスーツ着てるとか、あのパソコンかっこいいな とかしていれば、落ち着いてくるのかなと思う。

上の本で 呼吸法 が紹介されている。この手の本は何冊読んだかわからないけど、エレベータの比喩 がとてもわかりやすかった。ぜひ読んでみて欲しい。絵がとてもかわいいしわかりやすいので。普段、ちょっと先のことを考えてしまって不安になっていると自覚したら、この呼吸法をちょっと試している。

たまに夜中に寝付けないときがある。だいたいこういうときの「先のことを考えている」。

先のことを考えてもね。。。どうしようもないし。できないことの方が多い。あえて失敗したいという意図ではもちろんないけど、でもやるだけやったらなるようにしかならないしそれで十分。もし失敗してもそんなことがあったなと思うしすぐに忘れる。

右脳をもっとうまく使えればなぁ。。。と思う。

とりあえず実践しながら今度の発表に活かしてみようと思う。