memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

面接練習


うちのゼミでまだ内定がない2名の学生を対象に履歴書チェックと面接練習をしました。


今年で本研究室(というか本学科)は3期生が卒業します。これまで履歴書の指導はしてきましたが面接の練習は「慣れきった間柄ではうまくいかないだろう」と思いやってきませんでした。今年は初です(だったと思います。違っていたらごめんなさい)。でも、もうこの時期です。そんなことは言っていられません。できることをするだけです。


履歴書は「学生として」オーケーだと思いました。


じゃ、面接は???と思い「まず、自己紹介をお願いします。左の方からお願いします」


学生君「○×△○×△○×△。。。」


姿勢がダメ。目線もふらふらしてダメ。声が弱い、言っていることに自信がない。アピールポイントが弱すぎる(とても大人ができることとして評価できない)。要は相手に「入社したいという意気込みが伝わってこない」のです。話に入る前にノンバーバルな部分でもう結果が出ているような感じでした。よくこの状態で面接に行っていたな。。。という感じでした。申し訳ない。半分は私の責任です。


いずれにせよ、面接ではとっかかりが大切だと思います。


修正前:「○○大学○○学科の○○です。(ごちゃごちゃ。。。)」


話をこれから進めようというときに、自分がどこどこの誰々で、どういう人間か、ということを話して、まず自分に少しでも好意を持ってもらわなければならないと思います。ブラフは全くもって必要ないと思いますが、自分がどういう人間で、どういうことを学生時代に学んだり経験してきて、それがその企業の社員としてどれくらい適性があるか、ということをストレートに(必要なところは強調して)話すだけでいいはずだと思います。


修正後:「○○大学○○学科の○○です。私は体力に自信があります。エピソード。また細かい物を扱ったり整理するのも好きです。エピソード2。○○の経験から人に物を教えるのも興味があります。御社に入社したら販促キャンペーンの一環として小学生向け○○教室など開催してみたいと考えています。今日はどうぞよろしくお願いします!!!!」


といった感じです。要はトピックセンテンスです。言いたい事を最初に手短かに言って具体的な事例を添える。エピソードを語りながら自分らしさをアピールし、それがその企業の人物像と重なるようなイメージを面接官に持って頂き、その上で、入社したい熱意を伝える。そんな感じがいいと思います。ただ「入りたい入りたい」といってもダメでしょう。面接官も大人です。大人の人を納得させなければなりません。面接官が「この人を採用するのは○○だから」と社内の他者に説明できるような情報は必要だろうということです。


また、面接官は歴戦の社会人です。嘘や偽物はすぐに見抜かれるでしょう。少なくとも専門分野に関しては。学生として身の丈で、どのくらい熱中して、誠意をもって、努力してきたか、継続的に、というところだと思います。「こいつ、面白いやっちゃな〜」「こいつ、今はダメダメだけど、ひょっとしたら伸びるかもしれないなぁ〜」「こいつ、コミュニケーションは全然だめだけど、タフだし体力がありそうだから○○が向いているな。。。あそこで人欲しがっていたっけ」といった具合に、面接官に何か印象を残せたら可能性があがるでしょう。


来年からはゼミで面接指導もしようと思いました。といってもまずは今年です。


辛いだろうけど、がんばれーーーー!!!○○君、○○君!!!