memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

公文式の後援会に参加

数年前から公文式に子供を通わせています。昨日は公文式の方の講演会がありました。

内容は、

  • 算数の問題をたくさん解くのは早く間違えずに計算できること、より高度な計算をするときに必要となる基礎だから、ということ。
  • 人生で一番大切なのは高校時代。高校時代に将来の進路が決まるので、その時点までに必要なことを身につけておくべき。
  • 学年を先行して勉強しておくと学力の貯金ができるよ
  • どんな職業に就くにも○教材までやらないとダメだよ。
  • 目標を実現するには計画して実行すること。

といった内容でした。どれも大人から見れば正しいことです。やらないよりはやっておいた方がいい。でも、わかっちゃいるけどなかなかできないのが人間だったりするわけです。そういう私もプロジェクトマネジメントの講義で「計画が大切」そして「実行することが大切」と言ってきましたので耳が痛い。。。耳が痛いというか胸が痛い。。。

小中学生の段階で確固とした将来のイメージがあるのであれば公文式など必要ないでしょう。自分の将来の目標を持たせることができれば子供はもちろん親も幸せです。しかし大学生になっても自分の将来がわからないわけですから無理もありません。

で、そうした本当の意味で勉強することの価値を見いだせていない時期に、誤った情報(数学なんて社会では必要ないよ等)を小耳にはさむと残念な結果になると思うんです。ここでいう残念な結果とは、やる前から目の前にあることを過小評価して、少しでもわからなければ「コレ、ムリ」とすぐに諦めるようになることです。

我が家が公文式を選んでいるのは、本人が好きでやっていることもありますが、親としては学習習慣をつけさせることにあります。子供は週に2回教室に通い勉強(自習)します。宿題が出るのでそれを家でやります。毎日続けていると学習することや勉強することや自習することを当たり前と思うようになるでしょう。

これくらいなら自分で問題集を買ってきて家でやれば済むことですが普通の子には長続きさせることは難しいです。決められた日に教室に通うということ、周りの友達と一緒に学習すること、教材がナンバリングされているため自分の進度がわかること(見える化)、友達を少し意識して競って先に進もうとすること、などにより長続きさせることができると考えています。

勉強や研究は何歳になってもどんな職業についても必要です。勝ちたい。より良くしたい。自分のイメージを実現したい。いろいろなモチベーションがあるでしょう。できるなら楽しんでやりたいところです。(多少苦しくても)楽しんでやっていれば結果はついてくるでしょう*1

最近、「受け身」であったり「やる気のない」学生さんを目にします。目がシンデイルというか。皆さんの人生はこれからです!企業でもアントレプレナーを求めているようです。起業しないまでも企業内でも自分で目標をもち周りを巻き込んで突き進む人が必要とされています。

その練習を大学内でやってみませんか?失敗したっていい。大学祭も近いですねー。売上目標を立てて出店してみるとか。何か自分のアイデアを形にしてみませんか?学科も大学もそういう学生さんを応援しますよ。<結局、そこかい!と言われそうですねw

*1:大人になると残り時間が少ないので、ある程度、結果を予想して行動することも大切ですが。。。