memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

非常勤先の定期試験の採点を終えて

非常勤講師として、ある看護学校の科目を担当しています。授業内容は主にExcelのデータ分析機能等を使った統計処理です。パソコン教室で30人くらいを相手に授業します。

最終回に定期試験があり、これは学校側で実施してくださり、答案だけ自宅に郵送されてきました。それで採点したわけです。

答案には、最後の方に「気づいたことがあればコメントしてください」と例年しています。非常勤では授業後に学生に会うことがありませんので、授業はどうだったのか確認する術がありません。もし問題があれば見直していきたいので。

試験内容は守秘義務があるので省略しますが、このコメントについて、一般的にも言えることではないかと思い記録までここに書くことにしました。「これも守秘義務では?」とも思いますが。。。悪いことは書いていないので。。。もし問題があればそのとき削除します。

受講生のみなさんがこのブログを読んでいるとは思えませんが、1つ1つコメント返ししていきたいと思います。

画面をアップにするのがよかった。

演習室のPCはWindowsなので拡大鏡が使えます。それをいつも講義では使っているのですが、それがよかったようです。継続します。

カラー印刷なのでよかった。

教科書はなく配布資料で演習を進めています。その資料がカラーなのでわかりやすかったということです。継続します。

プリントの赤字が重要と言われたがあまりなかった。

これは申し訳有りません。。。試験時期が近づいてきたある講義回で「赤字は特に重要だよ」と言ってしまったので、それで準備した学生さんが期待ハズレだった。。。ということだと思います。配布資料は全部見てほしいので赤字だけ見るようなことは避けたいと思います。不用意な発言をして期待をもたせるようなことはしないようにします。

国試の前に時間を使えたことがよかった

国家試験直前に定期試験がある科目です。また、パソコン演習では特に習熟度において個人差が大きいため「早く終わった人は試験勉強していていいですよ」と伝え、できていない人にも落ち着いてやってもらえるようにしました。これは僕にとっても学生さんにとってもよかったということです。継続します。

巡回してくれたのがよかった。

学生さんの進捗具合を確認する術がないので見回ります。これがよかったということです。TAはいませんので、自分で回りますが、進度や理解度がリアルタイムでわかるため、私も自然とこのようにしています。継続します。

スクリーンが後ろでは見難かった。

このコメントが2、3見られました。いくら拡大しても後ろでは難しいように思います。どうしようかな。。。拡大率を上げても全体が把握できないので。。。画面転送ができるようにしたいところですね。昨年、Javaで画像転送するツールを作ったので来年はこれを使ってみようかと思います。ネットに負荷がかかるからダメかな?要検討です。

模範解答を前のプロジェクターで映したのはよかった。

難しいところは「一緒にやりましょう」とします。これがよかったのでしょう。変に悩んで手が進まないより、まず解答パターンを見せてそれで全体像を理解してもらうことは心がけています。ただ、たまに脱線するので。。。困惑することも多いと思います。気をつけます。

全員ができているのを確認してから進めていたのはよかった。

これは昨年のコメントで「全然理解できていない」「進度が速い」などのコメントが多数あったことへの対処です。よかったです。わからないものを2時間も3時間もやらされたらたまったもんじゃないですからね。。。

googleで自分で検索して覚えることができた。

手順なんて所詮、手順です。たかだか数回の演習で覚えろ、というのはあまりに酷です。ですが、なんとなくこんなことができたな。。。という記憶だけは残り、そしてそのときの「ググり方」を覚えていれば看護師になってからも使えるはずです。これは繰り返し学生さんに言ってきました。「どんどんぐぐれ」と。コンピュータもインターネットも使ってなんぼです。

授業スピードが少し速く感じたところもあった。

これは。。。確かにあったかもしれません。どこかなぁ。。。?そこがわかればいいんだけど。毎回、何かしらのフィードバックをもらった方がいいのかもしれません。講義で問題があれば言ってもらうような仕組みですね。

早く授業が終わったときにやったViscuitは楽しかった。

ごくたまーにですが、演習がスムーズに進んで時間が少しあまるときがあります。これまではScratchをやってきたのですが、今回はViscuitをやってもらいました。Scratchもやりましたけどね。。。なかなか評判はよかったようです。統計じゃなかったからかもしれませんけどね。。。

試験で大切なポイントも授業中に説明してたのがよかった。

中高の先生みたいに「ここはテストにでるぞー」といいます。良いか悪いかは。。。微妙ですが。とりあえず集中してほしいときによく使う手です。

講義ごとに課題があったのは自分の理解度を知る機会になったのでよかった。

定期試験の比重を下げるため、演習課題を毎週出してもらいます。Excelでデータを作りワードに貼り付けてレポートを作る手順に慣れてもらう意味でもやっています。プログラミング演習などでは毎週、課題をやるのは普通のことですが。。。とりあえず継続します。その場で採点してできていなければやり直す。。。くらいはしてもいいのでしょうね。プログラミング演習みたいに。

前半はデータを打つのが大変だった。ネットから持ってこれるようにしてほしい。

統計処理といえばデータが必要になります。最初の数回は紙の資料を見ながら手で入力してもらいました。後半は研究室のサーバーにアクセスしてもらいExcelデータをダウンロードしてもらいました。うーん。。。大変だったのか。練習も兼ねているんだけどなぁ。。。確かに不必要な作業ではあるけど。来年、やってもらうときにその意義を説明してみようかな?意外とネットでデータを持ってくるということもやったことがないので、最初からこれをやるとパソコンが苦手な子はつまるんじゃないかと思うんですね。。。迷うところです。

女子が多くそういう恋愛系をデータとして扱うとみんな積極的に授業をきくと思う。

相関係数のときに、全員から身長と付き合った人数を聞いて、その相関を求めるとかもやりました。そのことを言っているのだと思います。その項目自体、私が強制したわけではなく自由に決めていいよ、と言ってハンドルを渡すんですが、結局そうなることが多くて。。。医療関係のデータを使うことが多いのですが、身近なデータを使うとより直感と比較して理解ができるというのは確かにそう思います。検討してみます。

データが日常生活の例だとよりわかりやすいと思います。

これも上記と同じですね。検討します。

以上です。


本務でも半期に一回、授業アンケートをとっています。もっと本格的な記入シートを用意して、自由記述欄もあるのでいろいろな意見を書くことができます。

学生さんの身になってみるとわかるのですが、半期に10科目以上の科目を受講していて、その科目ごとにアンケートがあります。どうしても流れ作業になってしまうんですね。。。

今年の授業アンケートではかなり低い点をもらいました。10点満点で2か3点でしたね。。。これまで10年くらいやってきて最低です。でも何が悪かったのか書いてないんですね。。。ただ、低いという。

来年、授業アンケートするときには「もし不満があればきちんと自由記述欄に書いてください」と伝えたいと思います。

まぁ、私が学生のときに先生の授業を評価する。。。なんて考えられないですけどね。。。そういう時代です。