memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

研究支援サービスの年次更新をどうするか考えたこと

2024/3/13 追記 以下、書きましたが、やっぱりGrammarlyをやめてPaperpalにしました。結論が気になる方は以下は読まずにこちらを読んでください

有料の研究支援サービスを2つ使っています。PaperpileとGrammarlyです。両方とも一番安い「年契約」で2022年、2023年と2年使ってきました。そろそろ契約更新の時期が来ます。その契約の話しを少し書かせていただきます。

Paperpileはやめようと思いました

研究者であれば、毎日論文を読むがデフォルト、であるべきと思います。誰に聞いてもそう答えると思います。何とかそうしようとしてきたこともありましたが気が進まないことは長続きしないものです。無理しても時間が無駄になります。

それはなぜか?私が研究と呼んでいるのは、当該研究分野における最先端と言われる研究ではなく、あくまで自分が担当している業務上の問題を分析し改善するための方法を提案したい(その提案によって少なくとも自分が楽をしたい)ということが自分の根本にあり、自分を駆動する最高のエンジンだと試行錯誤の末に気づいたからだと思います。

前職(エンジニア)のときには顧客が課題を与えてくれました。提案型であっても顧客の問題を分析するというところから入りますから顧客がいなければ開発はできません。大学に課題が持ち込まれたことは1度だけありますがそれ以外はありません。そうなると自分で自分を駆り立てるしかないんですね。そうなると研究分野の問題を知るために論文をたくさん読む。。。となるのが自然な流れなんです。でも、それって他人の問題なので僕にとっては興味が薄いんです(僕がやらなくたって誰かがやるでしょ?と。全く偏屈な人間です)。。。ここが難しいところで。

あ、でもこれって分野にも寄るんじゃないかと思うところがあります。画像処理とかAIとか制御とか方式の枠がある程度決まっていて、その中で様々な工夫をするような研究分野の場合は、様々な研究成果が貴重な情報になるでしょう。しかし、ソフトウェア論文(支援や教育など)の場合は、対象がちょっとでもズレると参考になりにくいと感じます。時間をかけて文献調査をしても自分の研究に直接役立つ情報が得られる確率はかなり低いんです。単に文献調査や文献管理が苦手なだけかもしれませんけど。

あと、他人の論文を読めば読むほど著作の思考や価値観に影響を受けすぎて、自分がやりたいことが見えなくなってしまうというのもあります。ワーキングメモリが小さいんでしょうね。恐らく。とはいえ、緒言や議論を書くためには他者の研究は引用しなければなりませんので投稿を目指して論文を書きあげるときにまとめて文献調査をする感じです。そこでPaperpileのような文献管理サービスを使ってきました。

Paperpileを使い始めた頃は、タグづけのような感じでラベルをつけたりしていたのですが、投稿ごとの分類になってきていきました。そうなると、結局は投稿のために準備しているフォルダ内で管理するだけでことが足りてしまうことに最近気づいたんです。Paperpileの費用は月額わずか3ドルですから(Kindle Unlimitedの1/2)続けてもいいのですが、無駄なものに研究費を使うのももったいないし請求処理とかも面倒ですからやめようと判断した次第です。

やめるためにこんなに理由を書き出す必要は全くないんですが。。。Paperpileの前にも研究者らしさを求めてEndNoteやMendeleyなど使ってきましたが、使わなかったのはこういうことなんだな。。。と納得した次第です。

はい、次。

Grammarlyは継続予定でしたが他の魅力的なサービスをついさっき知り止めることにしました

Grammarlyで5本くらい書いてきました。最初は校正業者に出していましたが最近は投稿数が増えてしまい(予算的に厳しいので)出していません。本来、出すべきことはわかってはいるのですが。。。

たまたま何か調べごとをしていたときに、以下のような情報を見かけました。Paperpal?Writeful?そんなのがあったのか。。。しかもPaperpalは校正業者のエディテージさんが提供しているサービスだとか。うーん。。。なるほど。

note.com

既にアクセプトされた論文の一部をPaperpalにいれると。。。あれれ。。。指摘箇所がいくつか出てきました。これはこれは。。。

いくつか比較サイトを見てみましたが、PaperpalとWritefulの検出力は同程度とのことです。Paperpalは無料版ですぐ試せました。Writefulは使い方がよくわかりませんでした。。。無料版では使えないのかな?価格は年契約でPaperpalは¥18,150、Writefulは9,706円?(65USD)で、コスト的にはWritefulがよい感じですが、Grammarlyは144USDで21,502円になるのでPaperpalの方が安くなります。Paperpalは円表示もあり校正費と同様に公費支払いなども対応してくれる良さがあります。

ということでPaperpalを年契約したいと思います。はい。

Grammarlyの契約が3月末まであるので使い続けながら、それまでPaperpalを無料版で利用しようと思います。ちなみに無料と有料の違いは、無料版だと校正が200 提案 / 1ヶ月の制限があるけど、有料版だと制限がなくなる、という感じです。200 提案 / 1ヶ月でも試す分には十分ですね。Grammarlyと比較しながらPaperpalに慣れていきたいと思います。

あー暗くなっちゃった。。。帰ろう。

追記 2024/2/13

Paperpal試用していますが。。。ちょっとケアレスミスを見逃したり、文意とは違った(形式的にはおかしいのにデータ駆動だからか冠詞を削除したり)変更案を推薦してきて。。。ちょっと信用できない状態になりかけています。まだ始めたばかりですが。Grammarlyの方が修正指示に納得できる次第で。主軸をPaperpalにしてと考えていましたが、Grammarlyのフリー版は指摘のグレードが下がるので、それよりはGrammarlyの契約を維持して、Paperpalは200回/月まで有料と同様の品質でチェックできるのでセカンドオピニオン的に使うというのが現実的なような気がしてきています。あと1ヶ月くらいありますのと1本新たに書かなければならないのでそこで確認したいと思います。