memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

論文PDFをDropboxでフォルダ管理しアノテーションはAcrobat Readerを使えばキレイに同期できるね👏

まえおき

文献管理といえばPaperpileですね。月額わずか450円(2.99USD)くらいで利用できちゃいます。

ブラウザもモバイルもアプリがしっかり作られているので使いやすく整理しやすくアノテーションなんかもすべてのデバイスで同期して管理できるので便利この上ない感じです。

しかし、2年くらい使ってきて、私的には単純にフォルダでPDFを管理できるんじゃね?と思いましてDropbox(フリープラン)に投稿先ごとにフォルダを作成し、その中に論文で引用した論文PDFを放り込んで管理しはじめました。

研究をプロダクトラインのように継続的にやっていくとしたらこの方法だと面倒なのかもしれませんが、結局、引用しようと思い浮かべる論文リストは論文の参考文献にありネットから都度持ってこれますし(僕の場合はそもそも覚えていないので一から文献調査する方が多いです)、もしネットから持ってこれなければ、上記のDropboxのフォルダから探せばいいわけです。

ちなみに、Dropboxもフリープランなので容量もリミットがありますので、執筆も発表も終わったらそのフォルダごとGoogle Driveに移してアーカイブするような感じにしていますのでそんなに容量は消費しません。

問題?

その論文PDFを移動中に読みたくなりまして、手持ちのスマホAndroid)とiPadにそれぞれファイル群を転送し閲覧しました。ハイライトすると当然ですがそれぞれのデバイスにのみ情報が保存されることになります。どこまで読んだか、せめてハイライト情報は各デバイスで共有したいよなと思って色々試してみましたのが始まりでした。

結論

色々試行錯誤して1つ方法を発見しました。これでPDFファイルをDropboxと1箇所で管理でき、さらにMacAndroidiPadのそれぞれでハイライトした情報が同期できます。しかも、Dropboxのフリープランでは3つのデバイスまでしか登録できませんが、この方法であればデバイス数は消費しません。素晴らしい。。。なんかどこかで聞いた覚えがありますが忘れました。

手順1 MacDropboxアプリをいれてデバイスとしてリンクしておきます。Mac上ではローカルディスクのDropboxフォルダにPDFが格納されていてDropboxアプリによってクラウドに自動的に同期されます。DropboxであればOnenoteGoogle Driveのような同期ミスの心配はまずないですしね。Dropboxはファイル履歴も辿れるので間違って消してしまったあと何度助けられたことか。。。Time Machineはいらなくなりました。脱線しました。

手順2 続いて、iPadAndroidにそれぞれAcrobat Readerアプリをインストールします。インストールは無料ですしアノテーションであれば無料プランのままでよいです。

手順3 iPadAndroidAcrobat Readerアプリにログインします。私はGoogle(open id)でログインしました。ログインが完了したらAcrobat Readerアプリの画面にクラウドサービスとリンクするためのアイコンが表示されます。そこでDropboxのアイコンをタップしDropboxのサービスにログインするとDropboxのトップディレクトリの一覧が表示されるんですね。Acrobat Readerアプリ内ですよ〜。最初、DropboxアプリからAcrobat Readerアプリを選択して開くものと思っていましたがそれではアノテーション後のファイルが同期されなかったんですね。。。発想が逆で、Acrobat Readerアプリの中からDropboxにアクセスしてファイルに到達する感じになります。この発想がなかった。。。ご存知の方は周知の事実でしょうけどね。。。

以下、Acrobat Readerアプリの画面イメージを示しますね。Acrobat Readerアプリの中でDropboxに接続が完了したあとからの操作になります。以下で①を押すとクラウドサービス一覧が表示されますので②をタップします。

すると以下のようにDropboxのトップディレクトリの一覧が表示されるんですね。Dropboxアプリと同じ情報になります。

あとはフォルダをたどってPDFを探して開けば、閲覧やアノテーションできアノテーション情報は保存するとDropboxに即時反映されます。

ちなみに、以下はAcrobat Readerアプリの起動直後の画面なんですね。最近、アクセスしたファイルがすぐ出てきますので、上記のようにDropboxのトップディレクトリからエッチラコッチラと毎回たどる必要はなんですね。。。素晴らしいでしょう?

しかも、スマホにせよiPadにせよDropboxアプリをいれなければデバイス数としてカウントされない(Acrobat Readerアプリからのアクセスはカウント外)のです。これまた素晴らしい。PDFを閲覧したりハイライトするだけならDropboxアプリはいれなくていいですからね。。。

以前も似たようなことをやったような気がしますが。。。まぁ、できたのでメデタシメデタシです。

■ちょい追記

ちなみにMacのプレビューとiPadAndroidAcrobat Readerで追記したハイライトは互換性があるようです。追加削除がどちらのアプリでもできるようでよかった。でも、iPadにはプレビューアプリに相当するアプリが入っていないのはなんか微妙だな。。。と思いましたね。iPadは初代から使っていますが。