先週、以下の学会に参加しました。
大学院生の発表支援だったのですが、情報収集も目的の1つでした。
様々なシステムがある一方で、これは!と思った研究があり非常に勉強になりましたのでメモとして書いておきたいと思います。
予稿集は学会参加者だけしか公開されていないのでもしご興味があれば御本人にお尋ねいただければと思います。
プログラムは公開されているので、その情報を以下に引用させていただきます。
(2P72) ChatGPTを利用したプログラムの翻訳による プログラミング学習手法の提案 中村 隆之(東京工芸大),長谷川 忍(北陸先端大)
先ほども書きましたが、英語と同様にプログラミングも習得が難しいです。
ご自身が指導されていたときに(確かUnityのC#)、最初から読む気を無くしてしまう学生さんがいて対策案としてChatGPTを使ってプログラムコードを日本語に置き換えるプロンプトを作って、日本語化したコードを読ませたところ「センセー読めます!」と歓喜の声があがった(かどうかはわかりませんが💦)そうです。
そこで、プログラムコードの横に日本語に翻訳したプログラムコードを表示するシステムを開発されたそうで、そのシステムを使った被験者実験を行ったところ、このシステムを必要と回答したグループと不要と回答したグループの2グループにわかれた(いわゆる2コブ)そうです。
で、試しに英語の理解度とプログラムの理解度の相関を調べてみたところ、相関があった、というポスター発表でした。
上記のようなことをお話させていただいたときに、そういえばふりがなプログラミングとか書籍がありますよね?というとその方のお知り合いの方が出版されたものだったとか。。。なんと。。。一貫してる。
小学生のときにパソコンを買ってもらってベーマガのプログラムを意味もわからず打ち込んでいた人間なのでプログラムの意味のわからなさは理解します。でも、できるようになってしまうと何が問題だったのかわからなくなるんですよね。。。難しい。
日本語プログラミング言語も多数開発されていますが、じゃ、Pythonではなくそういうのをやればいいのか。。。といとやはり違う感じもしますしね。大学生相手だと。これはとても重要な発見(既に発見されていてもよいくらい身近な情報)ですが、ChatGPTは誰でも使用できる状態ですし、こういう情報はどんどん広めていただきたいと思うわけです。
プログラミング教育方法の根本は我々が学生の頃とほぼ変わっていません。反転授業とかもなくはないですが、うまくいかないですね。。。たぶん。プログラミングを身につけたい(身につけなければならない)という切迫感が学生にはない。。。(これは学生が悪いんじゃないんですよ)できないと仕事にならないとかお金がもらえないとか、そういうことがないとなかなか難しい、従来のやり方だと、という感じがしています。
なので、この手法はとても導入しやすいですし、色々な言語に対応できる可能性を秘めています。
なので自分の研究でもないのに失礼かと思いましが書かせていただきました。