memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

Finderの表示形式の指定が思うようにいかなかった仕組みがやっとわかった...いまさら

状況を説明します

Macで以下のフォルダがあったとします。Aというフォルダの中にAAというフォルダがあってその中に3つのファイルが入っています。

AAというフォルダをリストビューで見るように変更したとします。

で、Finderを閉じて、再度、AAフォルダを開くとなぜかアイコンビューに戻るということがありました。.DS_Storeに記憶されるはずなのでなぜ毎回毎回リストビューを選択しなおさなきゃならないんだろう。。。と不思議に思っていました。

原因

これを説明するのは色々なケースがあるので難しいのですが、とりあえず一例として説明しますと、上記のAAフォルダで右クリックして「表示オプションの表示」を選択します。すると以下のダイアログが表示されます。この赤枠の部分が実は悪さしている原因でした。

何もしないでフォルダを新規作成したあとは上記にはチェックは入らないようです。チェックが入っていないとどうなるかというと、その時点でのFinderでの表示形式(アイコン、リスト、カラム、ギャラリーのいずれか)が適用されるのです。

つまり、どのフォルダにもこのチェックが入っていない状況であれば、直前にユーザがFinderで選択した表示形式が適用されるんです。リストにすればどのフォルダに移動してもリスト表示されるし、アイコンを選択すればすべてアイコンで表示されます。

しかし、もし、どこかのフォルダで上記の画面にチェックが入っていたら、その指定にしたがって表示形式が強制的に変更されます。その直前にユーザがリストを選択していたとしても変更されてしまい、その後にチェックの入っていないフォルダに移動するとその後の形式で表示され続けちゃうんんですね。。。

ちょっとややこしいですが。。。

対処方法

こういうフォルダごとのFinderの設定情報の影響を受けなくするには、その情報を保存しているファイル(.DS_Store)を一括削除すればいいと思います。以下、一括削除コマンドです。ユーザのホーム以下のフォルダを再帰的に検索して.DS_Storeを削除します。くれぐれも自己責任でお願いします。findの前にsudoつけた方がよいかもですが怖いので止めておきます。

find ~ -name ".DS_Store" -delete

あとは、フォルダを作成しても.DS_Storeを作らないように設定すればよいですね。以下です。

defaults write com.apple.desktopservices DSDontWriteNetworkStores True

この設定を有効化するにはFinderを再起動する必要があるようです。以下です。

Killall Finder

上記の方法はこちらのページを参考にさせてもらいました。元に戻す方法も書かれていますので必要であればたどってください。

うーん、すっきりした〜👍