■前置き
研究室のWebサーバーをmac mini (10.9.5、Server 3.2.2)で運用しています。
研究室立ち上げ当初はCentOSをいれて運用していましたが「パソコンをWindowsからMacに切り替えたんだからサーバーもMacでいいじゃん」という単純な発想から数年前に思い切って切り替えました。その頃に書いたエントリーは以下です。
その後、自分のMacもゼミ室のMacも最新のOSに入れ替え続けてきたのですが、Serverをいじるのは面倒だしはまったら怖いな。。。と思い放置してきました。
そうは言ってもmac miniにリモートでアクセスするたびに古めかしいUIを目にするため、いつかは入れ替えなきゃ。。。とは思っていました。
昨夜、自分でもわかりませんが何を思ったのか、App StoreでServer 5.2を購入(2400円)して入れてみようと思いました。これが困難の道の始まりでした。
細かいことは書きませんが、あれこれやっているうちにどうにもならなくなり、結局、Time machineでもどしたわけです。
クリーンインストールしたsierraがあれば、購入したServer5.2をいれることはできます。でも、これまでのデータも設定も活かしたい、そこが問題でした。
ネットを調べると、海外でも同じようなことに取り組んでいる人もいるようで、これといった答えは出ていませんでした。
とりあえずAppleに聞くしかないと思い「昨夜、Server 5.2を買って問題があった」ということで、Server5.2の問題として報告しました。Apple Careにもはいっていない3、4年落ちのmac miniについてあれこれ言っても対応してもらえないんじゃないかと思ったからです。
期待半分でしたが(Appleさんすんません)、今日の昼くらいにAppleの担当者から「電話ください」とのメールがあり、講義が終わってから電話していろいろと教えてもらいました。時間はかかりましたが、いつもながら丁寧で的を得た対応に感心しますが、アップグレードする方法を教えてもらいました。
やっと本題です。
■本題(アップグレード手順)
前提条件:mac miniでOSX10.9.5・Server3.2.2を使用中。自分のApple IDでServer5.2を購入済み(あとで買う方法もあるらしい)。
(1)App Storeの購入済みからYosemiteをインストールする。
(2)インストール後、App Storeで購入済みをみるとServer5.2がServer5.0.15と表示されている(←というカスタマーサポートの方の話でしたが、実際には5.2と表示されます。あちゃーと思い、ダメ元でインストールボタンを押したら以下のメッセージが表示されて5.0.15がダウンロードできました。ここはわかりにくい!!!)。これをインストールする。Server5.0.15を起動するとServer3.2.2の設定情報をマイグレーションできる。
(3)このあと、El Capitanかmacos Sierraをインストールする。
(4)その後、App Storeで購入済みをみるとServer5.2が見えるのでアップデートする。
ちょっと手順は複雑ですが。。。Server4かServer5.2未満を購入する必要があるのかと思いましたが、その必要がないってのは素晴らしい。この手順も実はいろいろありました。Webサーバーを「入」にしたのになぜかアクセスできない。。。ことが。結局、自作のcnfファイルにエラーがあり。。。それを直したら動きました。あとは大きな問題はありませんでした。
最終的に以下のようになりました!!!めでたしです。
今回の教訓。
Server.appの入っているマシンもOSはなるべくリアルタイムでアップデートしよう。そして、Server.appが対応しなくなったらケチらずに購入しよう。
一応、上記の手順は検証済みです。