探し物をしていて見つけました。5月末にオムロン社が発表した製品らしいです。Wiiや携帯など三軸加速度センサーによって姿勢や動きをとらえて付加価値を提供する商品が増えていますね。歯ブラシに加速度センサーをどうやって利用しているのか興味深い商品です。
オムロン 音波式電動歯ブラシ メディクリーン HT-B551
- 出版社/メーカー: オムロン(OMRON)
- 発売日: 2009/06/01
- メディア: ホーム&キッチン
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仕組みの詳しい説明はメーカーページに掲載されています。その説明によると加速度センサーで得た傾き情報をもとに磨いている部位を推定して回転数を制御するようです。面白いのは「45度みがき」をナビゲートする機能です。45度で正しく磨けているとランプが点灯するんだそうです。
歯ブラシをモーターで振動させて加速度を取るのは難しいんだろうな。。。と想像します。モーターの回転数から振動数を割り出してカットオフするのか。単純にローパスしているのか。
回転制御はどれくらい気持ちいいのか、寝てテレビを見ながら磨いても傾きの推定は正しくできるのか、価格が2万円台と割高。。。でもそれだけ価値があるってことなのか、いろいろと興味がわきます。
私も電動歯ブラシを使っていたことがありますが、磨けていない感じがして、しばらくしてやめた記憶があります。磨いて気持ちいいとか、磨けた満足感が得られるとか、磨けたことが(検査液など使わずに)わかる仕組みがあると嬉しいですね。
メーカーページの主張にあるように、確かに歯周病や歯槽膿漏にならないように正しい歯磨きをすべきだと思いますが、それがなかなかできないのが人間です。電動歯ブラシを使うことで短時間に適切な歯磨きができることは確かに効果があります。でも、長続きしないんですよね。。。なぜでしょうね?
最初は物珍しくて使うのですが段々億劫になってきて”電動歯ブラシを使うまでもない”と感じるようになる気がします。電動歯ブラシと普通の歯ブラシのクオリア?に差がないという感覚です。
毎日(毎食)の歯磨きが「楽しくなる」ような電動歯ブラシが誕生すれば、メーカーさんも我々消費者も嬉しいんだろうな、と思います。「歯磨きの楽しさ」の研究はまだなされていないかもしれません。