ビジネスは日々進化してますね。日常生活で目にするシリーズです(そんなシリーズはありませんが)。
すいぶん前から床屋さん、タイパ・コスパ最高のQBハウスを利用しています。
よく買い物にいく近隣のイオンには必ず入っているので休日に買い物に行くとき、あと博多駅前にもあるので出勤時にも通っています。
昨日、買い物でイオンに行ったときに支払機がタブレットになっているのをみました。おーこれはいい。ただ。。。現金のみか。。。惜しい。以前、店員さんに聞いたところでは一部の都会の店舗ではクレカ払いがあるってことでしたが、残念ながらまだ福岡で見たことはありません。
で、僕の前に3人ほどご高齢の方が支払いしていたのですがなかなか進まない様子。
なんだろうな?と思って覗くと「タッチ」が認識されない様子。
原因は明白でタッチパネルでもATMみたいな圧電式タッチパネルには慣れているせいか「確実に押そう」とされている様子でした。文字で書けば「タッチ」ではなく「タッ.................チ」という感じです。
ドラッグとタップのイベントを分離する時間パラメータがあるんだと思いますが高齢者はテストしていないのかなぁ?これだけの民生品であればユーザテストはしていて当たり前と思うのですが。不思議でした。
入り口付近の店員の方が都度、横からタッチを代行されていました。僕も思わず後ろから手が出てしまいました。。。失礼とは思ったのですが。すいません。タッチ以外の動作は識別不要でしょうからパラメタ調整可能であればした方がいいでしょうね。
で、支払機の横にQRコードがありました。なんだろうな?と思ったら、以下のシステムでした。
QBハウスといえば座席センサーで待ち時間を店舗前のパトランプでお知らせする仕組みがあって、店員さんがいつも「詰めて座ってくださいね」と声掛けする様子があったのですが、順番待ちシステムが発行する受付番号で管理できるためどこに座っていても、座っていなくても(店舗外)、LINE等で通知されるシステムでした。
LINEの友達登録とか面倒だなと思ったのですが「ミニアプリ」という仕組みがあるんですね。友達は「ミニアプリ」1つであって、そのトークの中でアプリからのメッセージが表示される感じでした。こちらも素晴らしい。
飲食店や床屋さんのようなサービス待ち行列の管理には、受付表(紙)を使うことが多かったですし、システム化されていても独自のシステムだったりした問題点に鋭く気づいてサービス化された、と思いました。
日常的な問題を取り上げサービスに繋げる。お金儲けもありますが、やはり世の中の困ったをITで解決する、ほんと素晴らしいなぁと思います。それにはまず世の中の困ったことに気づかないといけない。
うちはアカデミックな研究を入り口にはしていませんので(結果的にはそこに導くことはあっても)、卒業研究では自分なりの課題や欲望をITにぶつけるをやってもらっています。自分が欲しいものであれば時間を割いて作ってくれるだろうという期待からです。僕が学生のときもそうしましたし、学生の立場であればそういう研究室が1つくらいあってもいいと思うからです。
でも。
なかなか出てこないんですね。。。課題が。「えっ君は日常に満足してるの?」と思わず口に出てしまうこともあります。僕にすればあちこち文句だらけです。欲望もない。古い発想ですが、彼女がいないならVRで作ればいいじゃん、自分の推しと一緒にあれこれできるような世界を作ればいいじゃん、とか。「あーそうですね」とそこで気づくことがよくあります。
脱線しますが。。。
電車通勤していると聞きたくなくても「あの人が悪い」という声が聞こえてくることがあります。パーソナリティによるところもあるでしょうけど、学校や会社であればその組織の問題ってこともあるんだろうなと思うんです。結局、自分だってその立場になれば同じことをするかもなんですから。その1歩奥を考えて人ではなく仕組みの悪さに気づく(どうするかは専門家が考えるとして)ことが大事なんだろうな。。。と思います。
最後はオジサンらしく説教くさくなりましたが、ぜひ仕組みに注目して欲しいなと思うばかりです。
いや、素晴らしいシステムを見つけました。頑張ってください!
休日の買い物はまさに社会見学ですね。