memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

初めてPremiereを使ってコンテンツ作成からディスク焼き込みまでした(個人メモ)

■まえおき

1ヶ月ほど前から空き時間を見つけて動画作成をしてきました。

これまで動画編集はWindowsのときはMovie Maker(でしたっけ?)で1回、Macに変えてからはiMovieで2、3度したことがある程度です。

iMovieは簡単なのですが、ビデオカメラの動画(AVCHD)を素材にするといちいちエンコーディングしなければならないのが億劫でした。そこで対応ファイル形式が豊富なPremiere(Pro CS6)を使い始めました。本当はFinal Cut Proにしたかったのですがダメらしい。。。と何かで見たのでこのような判断になりました。

で、今日、なんとか無事にBDとDVDディスク作成まで終えることができました。個人的ですが、この覚えたプロセスを記録しておきたいと思います。

わかりやすい表記にする時間はないのであくまで流れとポイントだけです。。。これだけ読んで使える、というモノではありませんので。

ちなみに、ネットやAdobeのドキュメントも参照したのですが、一番参考にしたのは以下の書籍です。これをざーっと読んでおいたので自信をもって作業ができました。

Premiere Pro逆引きデザイン事典[CC/CS6]

Premiere Pro逆引きデザイン事典[CC/CS6]

■Premiereでの作業

  • 素材の準備

素材として使用する動画はビデオカメラで撮影したものをブルーレイレコーダーからディスクに焼き込んだ20枚ほどの動画でした。必要な動画を探すためにいちいちディスクを差し替えるのは面倒ですので1TBのUSBポータブルHDDに全てのファイル(m2ts)をコピーしました。なおPremiereではAVCHDをそのまま読み込むことができるのですが解析に時間がかかるためAVCHDを選択してMacの「パッケージ内容を表示」を使ってm2tsファイルのみを取り出しました。

  • Premiereを起動

新規プロジェクトを作成するときに選択項目がいくつかありますが、あとで設定できるため、ここではプロジェクト名のみ入力すればよいです。こんなところから初心者は躓きますね。
なお、Premiereでの作業ファイルなどは数十GBになることがあるため、余裕のある外部ディスクなどにプロジェクトおよびスクラッチディスク(←「プロジェクトファイルと同じ」を選択していればプロジェクトの場所さえ変更すれば追従してくれる)の各種ファイルをおいた方がよいです。
私は全てを一カ所で管理するため、プロジェクトも素材動画もスクラッチディスクもUSBポータブルHDDにいれました。

  • シーケンスに素材を配置する

基本は最初に作成したシーケンスに素材をD&Dで追加していくだけです。画面左下のプロジェクトペイン?に必要な動画ファイルなどをD&Dします。そのファイルをダブクリするとその上(左上)の画面でプレビューできます。で、必要な区間を「イン」「アウト」で設定して、その見えているプレビュー画面を右下に表示されているシーケンス(タイムライン)上にD&DすればOKです。このときにシーケンスの設定と動画の設定が異なる場合は「あわせますか?」という感じのメッセージが表示されるのでそのまま「シーケンスに合わせて変更する」を選択すればいいと思います。シーケンス上で動画の長さを変えることもできます。この辺はiMovieと同じですね。フェードアウトを設定するのは。。。ちょっとテキストでは説明が難しいですが、シーケンスウィンドウのAudioの左横の▲をクリックすると下向きになり音声波形が表示されます。音量を変更したいところにカーソルを持っていってAudioの下にあるキーフレームを追加ボタンを押します。音量を最小化したいところにカーソルを移動して音量を変更します。。。いや。。。無理ですね。これで理解するのは。

  • タイトルを追加

左下のプロジェクトウィンドウで新規項目といボタンを押し「タイトル」を選択します。新規作成時のダイアログではサイズなどいろいろ表示されますがとりあえず気にしないで作成します。タイトル編集用のエディタが起動しますが、たくさんメニューがありどうすればいいのか途方にくれますが、とりあえず普通の作図ツールのように文字や図形を入れることができます。
わかりにくいですが、動画の上にタイトルを入れようとする場合、デフォルトでは表示されないはずなので、タイトルの編集ウィンドウ上の目のマークがついたアイコン(背景ビデオを表示)を押すと、シーケンス上のカーソルのある位置のビデオがタイトルの背景に表示されます。
タイトルは基本的に内容が異なるのであれば1つずつ作成しなければなりません。複数箇所に同じタイトルを入れる場合は、作成済みのタイトルをシーケンス上にD&DiMovieと同じ)すればよいです。この場合はタイトルを編集するとそのタイトルをD&Dしたすべての箇所に影響します。この仕様を意識してタイトルを作成しないとちょっと痛い目にあいます。
ちなみに、iMovieのように効果入りのタイトルはないので(今回はやっていませんが、After Effectsを使わなければならないのでしょうね)、かなり面倒に感じますがプロ仕様のツールなのでしかたがないですね。。。プラグインみたいなので簡略化することもできるのかもしれませんが私は知りません。

  • ビンを活用

上記のような感じでシーケンス上に素材を貼付けていくとプロジェクト内がファイルだらけになりますのでビン(ディレクトリやフォルダと同じ概念)を活用しましょう。画面左下のプロジェクトウィンドウで「新規ビン」というボタンがありますので押せば作成できます。整理したいファイルをその中にD&Dすればいいです。

  • シーケンスの中にシーケンスをいれる

1つのシーケンスだけでも動画編集は可能だと思いますが、入れたいものがたくさんあると管理が大変です。そこで、例えば、導入、中間、締めなどをそれぞれ1つずつのシーケンスで作成しておき、新たにシーケンスを作成して、その中に動画と同じ要領で導入、中間、締めなどのシーケンスを配置すればよいです。これはとても便利ですね。

  • ディスクのイメージファイルを作成する

とりあえずシーケンスが完成したら次はディスクに焼き込む作業をしました。焼き込む作業の前にディスク用のメニューなどを作成します。このあたりはEncore(アンコール)を使いました。操作は簡単で、メインとなるシーケンスをアクティブ(最前面)にした状態で「ファイル」ー「Adobe Dynamic Link」ー「Encoreに送信」を選択します。Encoreが自動的に起動されてEncoreのプロジェクト設定も自動的に入力されます。

ちなみにEncoreの使い方は上記の逆引き辞典には書かれていませんので、以下を参考にさせていただきました。バージョンがCS6とは違う(フローチャートの操作が違った)ようですが、とても参考になりました。ありがとうございました。


[写楽便] Adobe encore 使い方解説 - YouTube

詳細は動画を見て頂くとして、この動画にはない操作が必要だったのが、メニューの編集です。メニューの編集はメニュー画面を表示した状態でPhotoshopで編集を選択します。ここからはPhotoshopの使用方法になるので飛ばします。基本的にはPhotoshopでは見た目の調整だけですね。メニューとチャプターマークとの対応づけは上記の動画の通り、マークをD&Dすることで設定できますので問題ないと思います。
ビルドタブでビルドをチェックを選択して設定に問題がないか確かめます。エンディングアクションがないと言われますので、メニューに戻すように設定してあげればいいです。って画面がないと何のことかわからないですね。。。ごめんなさい。問題がなければisoファイルを保存する場所を指定してビルドボタンを押します。今回作った動画は全部で1時間半くらいでしたが、blu-rayイメージを作るのにmbaで5時間くらいかかったと思います。誤字脱字やメニューの動作がおかしかったなので3、4回くらいやり直しました。。。痛い思いをしないとわからないもので。

  • ディスクへの焼き込み

MacなのでToastを使いました。isoをディスクにコピーするだけです。慣れないとそもそもコピーするだけ、もイメージがわかないかもしれませんが、そこはライティングソフトのページもしくはマニュアルを読んでいただくしかありません。Encore上でisoを作成するときにblu-rayとDVDを切り替えるだけで、コンテンツをいじることなく両方のイメージファイルを作成できました。嬉しいですね。

  • mp4の音ずれ

スライドショーをiMovieで作成してmp4にした動画ファイルをシーケンスにD&Dしたのですが、この動画では映像が先に終わってしまう現象がありました。この原因ははっきりわかっていないのですが、iMovieで作成した動画のフレームレートが25で、プレミアのシーケンスは29.97のためと思われます。対処としては、音声はそのままで映像を間延びさせればいいので、まずシーケンス上の映像を右クリックしてリンク解除を実行し映像と音声を分離します。その後、映像をクリックしてデュレーションの変更を選択し、もとのmp4の長さの変更します。あとはリンクを元に戻せばOKです。

  • キャッシュの削除

数日前のブログに書きましたが一通り作業が終わったらキャッシュを削除した方がいいですね。方法はこちらに書いておきました。Encoreにもキャッシュクリアがありますのがこのエントリーを見れば操作方法は想像できると思います。