オダビさんとの教育事業イベントを来月18、19日に予定しています。
去年と一昨年のイベントの準備は以下のような感じでした。
参加者は小学生です。僕は打ち合わせには出席していないのですが、主催の担当者から、今年はプラレールなんてどうでしょう?という話しから始まったようです。自分の住む街並みをデザインして、その造形の中をプラレールを走らせると。。。という設定になったとのこと。
昨年度、ESP32CAMを使った経験があったので、プラレールにESP32CAMを載せて走らせれば嬉しいかな?ということで制作準備に入りました。
材料
ほぼすべて以下の記事だよりの制作でした。ESP32CAMのサンプルの変更の仕方はとても参考になりました。ありがとうございます。ただ、速度制御用のモータードライバは購入したのですが工作がかなり難しく。。。僕一人で15人分を作るのはとても時間が取れそうもなかったので諦めました。とりあえずカメラで運転手目線の映像が見れるという仕掛けです。
使った材料は以下です。プラレールは色々な種類があるので好きなものを使ってもらおうかとも思ったのですが、違うと喧嘩になるのも嫌だな。。。と。九州ですから九州新幹線と思いました。自分の街で走ったら。。。と想像すると楽しいかと思いまして。とりあえず20セットです。ESP32CAMは技適が通ってないので、流石に教育イベントで使うのはマズいだろう。。。と。サイズが大きくなってしまうのですが、以下を選びました。
電池ボックス 単3×4本 リード線・背中合わせ: パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
単三電池 100本
準備(プラレール編)
どうやってマイコンをプラレールに載せるか。。。が自分のやったところです。参考にした記事みたいに車両内に収納したかったのですがどうやっても入らず。。。諦めました(あと工作も難しかったので)。単4電池ボックスなら入ったかもです。
まず中間の車両のカバー?を外します。2番のプラスドライバー1本で開けられます。
続いて、用意した下記のパーツを中央の穴に差し込みます。
中央の穴に以下を差し込んで固定します。最初は上記のパーツにネジ穴を用意したモデルを作成したのですが、ちょっと力をいれてネジを回すとすぐに割れてしまう。。。問題がありました。材料をPLAからABSに変えても同じでした。小学生だと力加減が難しいでしょうから。。。蓋をする感じにしました。今、これを入力しながらネジも3Dプリンタで作成すればいいのかなと思いましたが。とりあえず今年はこれで行きたいと思います。
さらにこの上に電池ボックスを載せます。
さらにその上に以下のパーツを載せて。
溝を作っておきましたのでマイコンの足の部分を差し込みます。
最後に、以下のL字部品をマイコンの上に両面テープで貼りつけカメラを90度起こした位置になるように固定します。カメラを両面テープで止めると引きちぎれる可能性があるため、あくまでL字部品で寝ないように支える感じにします。
完成したのが以下です。はい。バランスもまあまあです。見た目はどうかと思いますが、999世代の私としては機械化(列車砲塔をイメージ)されているような見た目は意外と気に入っています。
準備(ESP32編)
FREENOVEとMACをUSBケーブルで接続し、ArduinoIDEからコードを流し込みます。
Arduino IDEのセットアップは「ボート」は「AI Thinker ESP32-CAM」を選ぶこと。これで各種設定を省略できる。あとは、書き込むだけ。書き込みピンとかはなし。書き込み完了後、RSTボタンを押せばよい。うまくいっているかはシリアルモニターでチェックできます。
各種設定は以下が参考になります。HTMLの書き換えも書いているので非常に参考になります。
イベントの説明手順
いつもであれば手順書を作成してそれぞれで作ってもらったのですが、ちょっと面倒になってきたので(手順書も必要なのは一瞬なので)、その場で説明しながら手元を映しながら進めようかと考えています。以下、その手順メモです。
材料
制作手順
※ネジを締めるときはやさしくね❤️
- プラレールを箱から出してください。3つの車両を別々に切り離しましょう。
- 先頭車両の裏のネジを外して単3電池をいれて元に戻してください。スイッチを入れて走るか確かめましょう。
- 真ん中の車両の裏のネジを外しましょう。外したカバーにネジを取り付けておいてください。
- プラ部品を差し込んで、もう1つのプラ部品で栓をしてください。軽く止まれば十分です。
- 電池ボックスに電池を4本入れて、車両に取り付けたプラ部品に載せてください。電池が見えている部分が上になるようにするとピッタリはまるはずです。
- マイコンを箱から取り出してください。
- もう1つのプラ部品にマイコンの足を差し込んでください。そのときに、こちら(ケーブルを差し込む方)の足をはみ出るように差し込んでください。※図示が必要
- マイコンを取り付けたプラ部品を電池ボックスに載せてください。ピッタリはまるはずです。
- 電池ボックスから出ている赤い線を5Vに差し込んでください。(黒い線はあとでGNDに差し込みますが、ここではそのままにしておきます)
- プラ部品(L字)を両面テープで固定します。カメラにくっつけちゃダメだよ〜。※図示が必要
- ここまでできたら、プラレールをこちらに持ってきてください。プログラムを書き込んでもらいます(SSIDとパスワードと接続手順を書いた用紙を用意してその子に渡す→あとで保護者がわかるように)。Arduino IDEでプログラムのSSID部は自分で打ってもらうとプログラミングした感じになるのでは?
- 電池ボックスから出ている黒い線をGNDと書いているところに差し込む(使わないときは黒い線を抜いておこう)
- スマホかパソコンでSSIDに接続して、ブラウザで192.168.4.1にアクセスする。
以上ですね。とりあえず考えながらメモしました。これをみながら当日説明しようかな、と思います。
院生くんに電池ボックスの終端はんだ付けをしてもらったのであとは3Dプリンタの印刷と当日配る用紙の用意ですね。楽しみです。