背景
コロナの影響で会社員時代と比べるとかなり減った出張がさらに減りました。それでも年1回くらいは学会出張があったのですが、1・2泊くらいならリュック一つでいけるのでキャリーバッグの出番はほとんどありませんでした。
持っているキャリーバッグは国内便で持ち込みサイズ規制ができたときに買ったもので、かなり前のものです。メーカーはSWANYで型番は140と書いていますが、ぐぐってももう製品は取り扱いなしのようです。それくらい古いってことですね。
先日、広島で国際学会があり3泊したためキャリーバッグを取り出して参加してきました。使ってみると車輪が片減りしててかなり動かしにくい状態でした。街の修理屋さんに持ち込んで聞いてみると1車輪3000円くらいかかるとか。。。えっ?なら自分で変えたほうがいいなということに。
で、以下、交換の手順です。ネットでも交換したよという記事はたくさん見つかります。YouTubeでも交換している様子を撮影したものがたくさんありました。それを参考にしながら作業してみました。
本題
まず、部品です。キャリーバッグの車輪のサイズを測って以下を購入しました。
Amazonのオススメはなぜかプライム非対応の商品だったので送料込みで2500円くらいでした。こりゃいかんというので以下を探しました。プライム会員ならこの値段で買えます。
次に片減りした車輪をバッグから取り外します。といっても車輪は簡単には外せない機構になっているので車軸を金鋸で切断する必要があります。これは上記の修理屋さんに教えてもらった情報でした。YouTubeにはドリルで車軸のヘッドをすり潰すという方法を紹介したものもありましたが、やってみましたが私が持っているバッグは車軸が回転してしまうため無理でした。
持っているバッグは車輪のマウント部が取り外せます。以下のような感じです。プラスドライバがあれば取り外せます。
ちなみに、以下は車軸のヘッドを電動ドリルで潰そうした結果です。若干削れたのですがヘッド全体を削るまではいけませんでした。
金鋸で車軸を切断するため、車輪を固定する必要があります。YouTubeでは固定せずに手でもって切れましたよ的な報告をしているものもありましたが。。。ちょっと難しいかもしれません。できなくはないとは思いますが。
ゼミ室の万力を机にセットして、車軸の両端にナットを両面テープで止めて万力で挟み込みます。車軸に力を入れて挟み込みたいのでナットを使っています。ナットがない状態で万力で車輪の両脇のABS樹脂っぽいのを挟み込むと金鋸を差し込む余裕がないためです。
あとは、金鋸でガシガシ切っていきます。車軸は比較的柔らかい鉄のようです。アルミに近い感じです。30〜50往復すると切断できます。
全部切断したあとが以下です。燃えないゴミで捨てました。
ベースマウント部は全体を手洗いして、金属部にはパーツクリーナーを吹きかけてふきあげました。
で、Amazonで注文した商品が以下。安っぽい感じですがどうなんでしょうね。。。すぐにへたりそうです。
ワッシャーがついてきたので、車輪の両側に取り付けながら車軸を差し込みます。最後にワッシャーをいれるのがちょっと難しい作業です。ピンセットがないと難しいなと思います。
さらに、付属の六角レンチの柄が短いため「ぎゅっー」と締め付けるのが難しいです。僕はレーザーカッターを組み立てたときにハンズマンで購入したラチェット式の六角レンチがあったのでそれで締め付けました。
4つとも交換したのが以下。
さらにベースマウントをバッグに取り付けた様子が以下です。
で、取り付け後に動かした様子が以下です。まぁ、まだ使える感じになりました。片減りしてないので比較的スムーズに動かせます。
ちなみに、このバッグの写真を掲載しようとメーカー(SWANY)のページに行ってみたのですが商品はなく、その代わりに交換用キャスターがあることがわかりました。4つで7,8千円ですね。交換は自分でやる必要があるようです。それでも、キャスターごと交換するので既存の車輪の車軸を切断するような作業は不要ですね。プラスドライバー1つで交換できるようですからこっちを選択した方がいいかもですね。
もし時間があって修理が好きならやってみてください。自己責任ですが。。。
はい、とりあえず以上です。