1年次後期の少人数授業で「書く技術トレーニング」を進めています。とりあえず、まずは知識が必要と思い以下の書籍を輪読中です。
書く技術・伝える技術―一読理解、誤解なし!仕事の効率がぐんぐん上がる!! (1発でできるSUPERラーニング)
- 作者: 倉島保美
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 1999/12
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
読み手を意識した情報発信をする。ゆくゆくは就職活動で生かせるでしょうし、社会人になったときに顧客と対面したときに生かせるんじゃないかと考えて始めました。
これとあわせて、ブログを一つ開設してもらい、輪読の成果を実践してもらうように考えました。先週のお題は「gmailとは」。こちらのエントリーを参考に「とはゼミ」を真似してみました。
しかし。。。結果は(ある程度予想していましたが)コピペに近い文章。。。お題が悪かったですね。発表とは違いブログですから情報発信の経験が少ない学生にとっては人に伝えるという意識が持ちにくいことも原因かもしれません。
とりあえず少し軌道修正して「ブログを通して学習中のJavaあるいはHTMLを小学生に教えてみよう」としました。学生は乗り気ではありませんでしたので。。。いやな予感はしますが。。。
私は楽しむことから工夫が産まれると考えています。後ろ向きな情報発信にはあまり意味はないでしょう。メンバーが1年次ということもあるかもしれませんが、書く技術は未熟でも何とかして相手に伝えたい!という強い気持ちがなければ身に付きません。逆に気持ちさえあれば伝わるということは想像に難くはないでしょう。そんな彼ら彼女らをノセルのが教員の仕事ですが。。。なかなか難しい。
もし、このトライがダメなら。。。別の手を考えましょう。とにかくせっかくの時間を無駄にして欲しくはない。。。遊びの中からだって学ぶことはある。いやいややっていいことはない。社会人の究極(根本的)な素質としては相手に喜んでもらいたい、という気持ちが持てるかどうか?だと私は考えています。その気持ちさえあれば、技術や知識は自然と身に付くだろうと。
例えば、1つ考えているのは「あなたに10分間あげます。メンバーを楽しませてください。」といったことです。企画ものが好きな学生さんなら大学入学前からこのような活動をした経験があるでしょうけど、経験がない学生さんは受け身になる癖がついていると思います。相手のことを考えてその場の流れを想像しながら準備する。必ずしも成功するとは限りませんが失敗もいい経験だと思います。
そこでの経験が文章や情報発信や人とのコミュニケーションの取り方などに間接的に結びついてくれることを願っています。
ちなみにこの授業は1年次向けの生活指導や学習指導などホームルーム的な側面もありまして、少々特殊な授業になっています。授業内容は教員に一任されています。したがいまして、全部が全部、このような調子(遊び)ではありませんので。。。誤解なく。