以下のツイートを見て。
This is “office hours” for a CS class at Cornell. Demand & supply of CS educators here totally out of wack. I assume many schools are facing the same problems with the sudden uptick of interest in the CS major. pic.twitter.com/wzwdkHQNes
— Julian (@juliankoh) April 30, 2019
うちではこんな光景は見たことがないな。。。と思わず反応してしまった。
わからなければ聞きに来てと言ってるけど実際に来るのは一人か二人。もしこの状態なら。。。 https://t.co/EUd2qGmWb1
— タカハシラボ (@ke_takahashi) May 2, 2019
その後、CACMを読んでいて、まさにこのツイートについて言及している記事を見かけました。
様々な反応ややりとりがあったことを知った次第でした。
その記事をみて、以下の連続ツイートをしました。教員になってモヤモヤと考えてきたことが言い表せたのでブログにまとめておこうと思ったわけです。
大元のツイートは見てたけど、こういう展開があったとは知らなかった。こんな行列は見たことはない。課題が単独で完成できるイイ問題か?そんなことはない。解決する術があるってこと。USの学生はstack overflowとかsnsで解答を共有しない?背景を知りたいところ。https://t.co/xScyQUJhLN
— タカハシラボ (@ke_takahashi) May 8, 2019
講義中、話を聞かない。聞いていればできなくはないことを課題にしている。できる人は資料さえ見れば解ける問題にしている。講義資料に必要な情報は入れているから。課題を出せば理解しなくても単位が得られる。そうやってきたのだろう。コスト的に聞いて理解することが見合わないんだろうと想像する。
— タカハシラボ (@ke_takahashi) May 8, 2019
大学的には、情報は提供し訓練する場も与える。それを活かすも活かさないも個人次第。身につけることを保証しない。教育方法は昔と大きく変わってないから結果に大きな差は残念ながらないと思う。社会もそこまで期待していないのも実情。
— タカハシラボ (@ke_takahashi) May 8, 2019
ALも結局のところ本人のやる気に依存している、と思う。議論を通して学ぶことは多い(与えられる情報量はむしろ少ないはずだけど能動的に関わった分記憶に残りやすい)けど。プログラミング演習では個別学習できたらもっと学ばせられるだろうなぁと何度も思った。
— タカハシラボ (@ke_takahashi) May 8, 2019
要は、問題は課題の与え方ではなく、問題に対峙したときの解決方法なのだと思う。問題の解決方法の手順をいずれ自分が一人で解決できるようになるために導く教え方、フォローの仕方ができたなら少なくとも現状の放置同然よりは動機を保ちつつ課題の提出と達成感を味わうことができるはず。
— タカハシラボ (@ke_takahashi) May 8, 2019
Guzdial先生のツイートで、ピア・インストラクションというキーワードを初めて知った。私のこの問題感を解決する方法として使えそうな気がしてる。まずは情報収集してみよう。
— タカハシラボ (@ke_takahashi) May 8, 2019
以上です。
あくまで個人的な見解で、学生本人らに聞いたわけでも状況を確認したわけでもありませんが、教員として観察して想像する問題点でした。
じゃ、この問題をどう解決するのか。。。その答えの1つが上記の最後のツイートの通りで、Peer Instructionにあるように感じています。まだ、調べていませんが、これから調べてまとめてみたいと思います。よければ実践もしてみたいと思います。