memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

東大脳の作り方

現役東大生(2年生)の安川さんの著書です。なぜか気になり手にとりました。中高一貫校での勉強方法、自学自習による受験勉強の取り組み、幼少の頃の安川さんのお父さんとの関わり等について、個人的な体験がまとめられています。

全体的に等身大の今の安川さんの考えや意思が伝わってきます。勉強方法に迷いがある人や受験に対するモチベーションをあげたい人は読むと参考になるのかも知れません。ただ、30分くらいで読んだので誤解があるかも知れませんが、自学自習で受験に立ち向かったということからも推察できるように、本書に書かれている方法は安川さん個人の性質に強く依存していると思われます。そのまま真似するのは危険でしょう。安川さんもそれを望んではいないでしょうし。

本書のタイトルである「東大脳」は、「自分の人生を自ら切り拓く意思を持ち、設定した目標にむかって努力することのできる思考形態」とあります。周りにながされるのではなく、強靭な意志をもった子供に育てるにはどうしたらいいか?という答えがあるとあります。

「強靭な意志」は、親が子供のためを思って道を示す(一番でなければ意味がない、学校も一番のところに進むのが当然)ことによって成されるようです。そのため、親は、子供に対して愛情を持って道を示し、一緒に歩み、子供に高い目標に立ち向かうこと、チャレンジすることを習慣付けることが大切だということのようです。小さい頃から「子供の意見を尊重して」などと甘やかしてしまうことは、結局は本人のためにはならない、ようです。