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ソフトウェア・テストの技法 第2版 を読んだ

ソフトウェア・テストの技法 第2版

ソフトウェア・テストの技法 第2版

  • 作者: J.マイヤーズ,M.トーマス,T.バジェット,C.サンドラー,Glenford J. Myers,Todd M. Thomas,Tom Badgett,Corey Sandler,長尾真,松尾正信
  • 出版社/メーカー: 近代科学社
  • 発売日: 2006/08/01
  • メディア: 単行本
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先日、JaSST Kyushuで紹介されていたので購入したものの積読状態でした。昨日の件で受け入れ基準について調べる途中で一気に読みました。テストの手法がずらずらと並んでいるかと思いましたが、そうではない。演習テキストとも違う。類書に比べると解説されている手法は少なく基本に忠実です。本書の流れに沿って読めば基本を理解することができます。現場のエンジニアの方はいまさら。。。かもしれませんが、再認識することが多いように思います。


特に、冒頭2章の”テスト”の定義とテストの10原則。一部、引用します。

”テストとは、エラーがないことをしめしていく過程である"とか、”テストの目的は、プログラムが意図された機能どおりに正しく動いてくれることをしめすことである”とか、”テストとは、プログラムが思い通りに動くことの確信を作っていく過程である”などである。これらの定義は、テストについての正反対の定義だといってもいい


私自身は、お恥ずかしながら3番目の意識が強いですね。。。これはダメよ、と言われたわけです。確かにテストはバグを発見するためにやる作業だとは思いますが、要求に照らして開発したソフトウェアがうまく動作することを確認する、あるいは動作しないならその原因を探る、ということをやるのがテストだと思うのですが。。。心構えとしては×なんでしょうね。


あとは「プログラマは自分自身のプログラムをテストしてはいけない」これも良く知られた原則ですが。。。言うは易しの顕著な例だと思います。実践できている人(団体)はどれくらいいるでしょうか?失敗しないための仕組みづくり(価値創造)をしていかないといけませんね。