今日、電車で以下の本を読みました。
- 作者: ロバート・L・グラス,平鍋健児,高嶋優子,徳弘太郎,森田創
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/07/09
- メディア: 単行本
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クリエイティブになる。。。なかなか難しいことです。新しいアイデアを考えつく必要がありますし、考えつくだけではなくそれを形にする知識・能力を鍛錬しなければなりません。新しいアイデアを考えるには、慣例や制約を緩めて考える必要があり、経験を積めば積むほど難しくなる作業ではあると思います。
私は教員という立ち場でもありますので、できるだけクリエイティブな人を育てたいとも考えています。育てるというと少々おこがましいですが、きっかけを作ってあげたい(後押ししたい)とは思っています。そのため、卒論のテーマは、まずは自分の内側にある疑問やモチベーションをスタート地点として、話し合いながら研究として膨らませるようにしています。研究室としてまとまりある成果が出しにくい、洗練された研究成果も出しにくいことは事実ですが、本人達は楽しんでやっているように見えます(もちろん私も)。
有名な平鍋健児さんがあとがきを書かれています。そこには、「ソフトウェア開発はクリエイティブな活動だ」と。私も全く同感です。それは何も最新の言語や最新のオープンソースなどでないレガシーなソフトウェア開発でもクリエイティブな活動だと思います。最近、流行っているフィジカルコンピューティングなどを組み合わせるとソフトウェア開発の活動範囲はさらに広がります。
ぜひ、自分のアイデアを形にするぞっ!という学生さんに出会いたい。応援したいです。それにはまずきっかけ作りですね。。。