memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

大宰府天満宮へ初詣

今日は大宰府天満宮に初詣にいきました。九州にきてからの恒例行事になりつつあります。
今年は非常に混んでいました。大宰府天満宮前の商店通りからほとんど進まない状況でした*1

大宰府といえば受験合格祈願でしょう。毎年、試験監督をしていますが大宰府天満宮のえんぴつを使用している受験生を良くみかけます。受験生の皆さんはまさに山場を迎えていることと思います。あとひと息がんばってください!

大宰府天満宮のホームページに藤原道真公の紹介文があります。

左遷というより配流に近い窮迫の日々を送りながらも、天を怨まず国家の安泰と天皇さまの御平安をお祈りし、ひたすら謹慎され(略)

道真公は決して成功者(今で言う”勝ち組”)ではない方だと思いますが、この文章から、どういう状況でも忠誠を誓い努力した方ということが見えてきます。

結果よりプロセスを大切にしなさいということです*2。結果だけ求めるのであれば各自が敬愛する天才、例えばノーベル賞受賞者に祈願すればいいところだと思いますが、物事に取り組むときの姿勢に重きを置くということに日本的な精神を感じます。

ちょっと脱線しますが、昨年末にコンビニで「夢は、紙に書くと現実になる」を買いました。目標を設定すること、それを紙に書くこと、紙に書くためには自分と向き合うこと、目標が本当に自分が望んでいるものだとすれば、意識しなくても自然と結果が自分が目標に向かって行動し、いつのまにか夢が現実になっていると書かれていました。PDCAPMBOKなど形式をまず重視する方法は万人に通用する1つの方法だと思いますが、やはりモチベーションが伴わない活動は何事においても本当の意味での成功にはつながらないと感じます。教育についてもつくづく同じだと感じます。いくら情報系の知識を備えたところで、本当に情報系技術者になりたいと思わない限りは意味はありません*3。学校でも会社でも習い事でも何でも「やる気」を創発する仕組みを作ることができれば世の中はもっと幸せになるだろうなと思います。それがわかっていれば学生も先生も保護者の方も誰も悩まないですが。。。そこに研究者が愛するプリミティブかつ唯一の方法があればいいのですが、実社会はそれほど単純ではない。。。ように思います。Pay It Forwardもしくは鏡の法則あたりが一つの答えなのかもしれませんが、どうでしょう?

*1:結局、途中で諦めてお守りを買って食事して帰りましたが恐らく1時間以上は並ばなければならなかったと思います。

*2:もちろん結果も欲しくて祈願するわけですが

*3:もちろん何らかの影響はあるのだと思いますが、それ以前にやることがあるだろうということです。