科研費申請書を書くのが今一番の仕事です。学内は今月中旬が〆切なので何とか来週前半には終えたいので作業しています。
文献調査をし裏を取りながら進めているのですが、ちょうど読み始めた論文の参考文献を読んでさらに追検索しようとしたときに、DOIがあればそこをクリックするだけで文献のページにたどりた体験をしまして、改めてDOIのありがたみに気づいたので書いています。読んでいる論文には参考文献が37個ついているのですが、ほぼすべてにDOIが記載されています。ワンクリックです、ワンクリック。
たやすくリーチできるってことは、それだけ論文が読まれる可能性が高まることにもなり、引用される可能性も高まるでしょう。
学生の頃から長らく所属している情報処理学会を見てみました。最新号のジャーナルを見てみましたが参考文献情報にDOIはありませんでした。10本あるうち1本だけ、その一部の参考文献にDOIが付与されていました。
なぜこうなっているのかわかりませんが。。。DOIがあれば特定しやすいことはたぶん間違いないと思うのです。和文だから要らないってことはないでしょう。
DOIの取得には費用がかかると思いますが、最近は冊子の印刷もほぼなくなりましたし、電子的な出版までのコスト(及び公開するための仕組みの維持コスト)かな。。。と思います。釣り合わないコストがかかるというご判断かもしれませんし私にはわかりませんが。
論文の引用回数を増やす(つまるところ雑誌としてのIFを上げる)ためにもDOI付与は必要なのではないでしょうか。。。というか参考文献のフォーマットは僕が学生だったころからあまり変わってないように思います。この辺、周辺事情にあわせて変えていってもいいんじゃないかなとも思ったりします。