memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

IEEEのテンプレファイル(WORD)に書いていること

まえがき

昨年10月に投稿した学会から数日前にアクセプトの連絡がありました🎉 来年6月に発表があります。査読者の方からいくつか指摘事項がありました。特に図表が不鮮明(スクリーンショットは使うべきではない)というご指摘がありまして、修正して最終版を再投稿する必要があります。期限は2月とまだ先ですが授業が再開する前に片付けておきたいところでした。

この学会のプロシーディングはIEEE Xploreに掲載されるためテンプレはIEEEのものが指定されています。読んだつもりになっていましたが、そのルールから逸脱しているところがある、とのご指摘でした。ということで、もう一度読んでみたんですね。ちなみによく見るテンプレはSpringer、ACMIEEEです。IEEEは他の学会投稿でもまた見る必要があると思いましたので(すぐに忘れるはずなので)、とりあえず、DeepLなどしながら訳し整理したものを以下に記しておきたいと思います。あとでまた投稿する前に見直せば楽かなと思ったわけです。いないとは思いますが、もしそういう人がいればその人が作業する時間が無くせるかな、という期待もあります。

では、Let's get start!。

なお、以下、翻訳したファイルは学会サイトから本日時点でダウンロードしたWORDファイルです。IEEEのサイトにもLetterとA4のテンプレがありましたが、diffはとっていませんが、ほぼ同じもののようです。はい。


テンプレファイルの選択

  • テンプレには「レター」と「A4」がある。もし、A4である必要があるなら「MSW_A4_format」を使え。

テンプレに従え

  • 余白、列幅、行間、文字フォントはすべてテンプレで規定されているので変更するな。

スタイルをつける前に(原稿本文において)すべきこと

  • 校正、スペルチェック、文法について以下をチェックするべし。
  • 文章と図はスタイルを整形するまで別々にしときましょう。ハードタブは使用せず、ハードリターンの使用は段落末尾の1回のみに制限すること。紙面のどこにもページネーションを付けない。テキストの見出しに番号を付けない。
  • 略語と頭字語は、本文で初めて使用されるときに定義すること。アブストラクトそして本文でも最初に現れるときには定義をすること。ただし、IEEE、SI、MKS、CGS、sc、dc、rmsは必要なし。表題や見出しに略語を使用しないこと。
  • 単位は、SI(MKS)またはCGSのいずれかを使用する(SIを推奨)。SIとCGSの単位を組み合わせるのは避けること。単位の完全な綴りと略称を混在させないこと(例:webers/m2⇒Wb/m2)。小数点の前にゼロを使用する(.25⇒0.25)
  • 数式は、このテンプレートの規定の例外。方程式には連番をつけること(色々書いているけど省略)。
  • よくある誤り。dataは複数形である。μ0をμoにするな。アメリカ英語では、コンマ、セミコロン、ピリオド、疑問符、感嘆符は、タイトルや全文引用など、完全な思想や名前が引用される場合にのみ、引用符の中に置かれる。単語やフレーズを強調するために引用符を使用する場合、句読点は引用符の外側に表示すべし。グラフの中のグラフはinsetであり、insertではない(?)。alternatelyよりもalternativelyの方が好ましい。essentially という単語をapproximatelyやeffecticallyという意味で使わない。タイトルでthat uses⇒usingにする(その場合uは小文字)。同音異義語であるaffectとeffect、complementとcompliment、discreetと discrete、principalとprincipleの意味の違いに注意すべし。implyとinferを混同するな。nonは単語ではないのでハイフンなしで使用する。et al.のetのあとにピリオドはない。略語の "i.e. "は「つまり」を意味し、略語の "e.g. "は「例えば」を意味する。

本文ができたらテンプレートを使っていこう、以下、その注意

著者、所属

  • テンプレートは6名の著者を想定して設計されている。左から右に。数が異なる場合は、著者・所属の部分全体を選択して、段数を減らして編集する。氏名を列記したり、所属をまとめたりするな。所属はできるだけ簡潔に(同じ組織の部署間で区別しない)

見出し

  • (色々と書いているが、とにかく)節や表などの見出しはテンプレで用意されているものを使え、ということかな?。

図表

  • 図表は格段の列の上か下に配置しする、決して文章中にいれないこと。横方向はセンタリング。大きな図表は両列(2段組みの場合だろう)にまたがってよい。図タイトルは下、表タイトルは上。図表は本文中で引用した後に挿入する。文頭でもFig.1の略語を使用する(Figure 1にするな、ということかと)。
  • MS-WORDではテキストボックスを使ってグラフィック(すべてのフォントが埋め込まれた300 dpiのTIFFまたはEPSファイルが理想的)を挿入することを勧める。フレームに罫線を表示しないようにするには、MSWordの「書式」プルダウンメニューで「テキストボックス」>「色と線」を選択し、「塗りつぶしなし」と「線なし」を選べ。
  • 図のラベルには 8 ポイントの Times New Roman を使用すること。図の軸ラベルを書くときは記号や略語ではなく単語を使用すること。例えば単にMではなく MagnetizationやMagnetizationと書く。ラベルに単位を含める場合は、括弧内に表示する。軸にのみ単位を付けない。例では Magnetization(A/m)と書きA/mと書かない。量と単位の比を軸にラベル付けしない。例えばTemperature/KではなくTemperature (K)と書く。

謝辞

  • アメリカではacknowledgementのスペルはgの後に eをつけないのが一般的。「ne of us (R. B. G.) thanks ...」という堅苦しい表現は避け「R. B. G. thanks...」とする。スポンサーの謝辞は、最初のページの番号なしの脚注に入れる。

参考文献

  • テンプレートは、引用文献に括弧[1]内で連続番号を付けます。文の句読点は括弧 [2] の後に続く。Ref. [3]やreference [3]は、文頭以外では使用しない。
  • 脚注の番号は上付き文字で別々につける。実際の脚注は、それが引用された欄の一番下に置く。抄録や参考文献リストには脚注を書かない。表の脚注にはアルファベットを使用する。
  • 著者が6人以上でない限り、著者名をすべて記す。
  • 未発表の論文は、たとえ投稿済みであっても、unpublished[4]として引用する。出版が認められた論文は、in press[5]として引用する。固有名詞や元素記号を除き、論文タイトルの最初の単語のみを大文字にする。
    • 翻訳雑誌に掲載された論文については、最初に英語の引用を行い、その後に外国語の原著を引用する [6]。

おしまい。

自分のためにやった作業が誰かの役に立つかもしれない、という無駄な善意の行為で気分がよくなる私でした。はい。まぁいいでしょう。