■背景(興味のない方は、以下の本題へどうぞ)
文献管理を真面目にしようとあれこれ試したことがありました。
定番のEndNoteを買ってみましたが無精の私には向きませんでした。
Mendeleyを試したり、iTunesでPDFを管理してみたり、BibDeskを試したり、ReadCube試したり。
でも、どれも最終的には馴染みませんでした。
馴染まなかった原因を振り返ると、
(1)文献データを管理する面倒さ、具体的には入力が大変なわりに自分にとってのメリットが少なく感じたこと。
(2)たくさん読んだ文献を整理して保存しておいても、時間が経つと自分自身が保存したことや読んだことを忘れているのでその文献に到達することができない。
の2点だったように思います。
で、今はどうしているかというと、非常に原始的な方法で、フォルダーに分野名や用途名を記入して、その中で管理しています。例えば、以下のような感じです。
当然、複数の分類に該当するものもあるのですが、そのときの感覚で選択して入れています。これがマスターでVPNでアクセスできる共有ディスクにPDFファイルを入れて管理しています。
検索するときはFinderの検索機能を使います。どこに行ったかわからなくなったような場合はトップディレクトリから全検索します。でも、そういうケースは滅多になく、見つからない場合はネットを検索して済ませます。
同じ要領ですが、現在、進行中のプロジェクトや関心がある対象はDropboxにpapersというフォルダーを作り、その中で管理しています。当然ですが、Dropboxですので、必要になったときにPDFをダウンロードしてスマホやタブレットで閲覧できます。
これまた同じ要領ですが、投稿する論文ごとにフォルダーを作成し、その中に参考文献や関連論文をいれておきます。
長い前置きでしたが、ここでちょっと困るのがファイル名。
■本題
IEEEやACMや情報処理学会の論文のファイル名はその団体独自の整理番号?になっています。
保存した論文を探すときに毎回Finderで検索するのは面倒ですので、一見してわかるようにファイル名を論文タイトルにします。論文タイトルはPDF内からコピペしますので手間はありません。
以前は、Macの変名機能?で普通に変名していたのですが、これだとタイトルに「:」が含まれていたり、改行文字が含まれているとエラーが出て変名できません。これが手間でした。
で、恥ずかしながら最近知ったのですが、PDFをダブクリするとプレビューが起動します。ここで変名ができるんですね。。。できることは知っていたような気がしますが、この変名がイカしています。
上記に挙げた問題をクリアしています。「:」が入っていると自動的に「\」に置き換えてくれます。改行文字が入っているとエラーにはならず改行文字入りのファイル名になります。これはこれで(画面上には最終行のみが表示されるため)困るのですが、とりあえずエラーが出ないというところはイカしています。
操作は以下のような感じです。参考まで。
How to change a file name with Preview in mac
またMac素晴らしさを発見した今日この頃でした :-p