MDFなんかの板をレーザーカットしていい感じの箱を作るためのSVGファイルを生成してくれるサービスがいくつかあります。例えば、以下。
https://boxdesigner.connectionlab.org/
ちょっと思いつきで段ボールをレーザーカットして箱を作ってみることにしました。で、いろいろな箱を作りたかったので箱をInkscapeで作ってみることに。
とりあえず試行錯誤して一番簡単そうな方法を自分用のメモとして残しておきたいと思います。
ちなみに、私はInkscapeをなんとなく使っている程度です。真面目に何かで勉強したことはありません。探りながらググりながらとりあえず必要な機能が使えるようになった程度です。もっといい方法があるかもしれません。言い訳として。
今回の箱は1辺が150mmの立方体です。1面はオープンにします。
まず、四角を描きます。
つづいて、辺を組み合わせるための切り欠きを作ります。段ボールは厚さが4mmだったので、4mm✖️10mmの矩形を作ってひたすらコピーします。
切り欠きなので凹凸が必要になります。そこで飛び飛びにしたいので取り除きます。一番下はあとでコピーしたときに頂点を合わせるために残しておきます。
完成した切り欠きを反対にコピーします。
凹凸にしたいので、右側の切り欠きの列を大きな四角の内側にいれます。
切り欠きの列をそれぞれの辺の頂点に位置合わせできたはずなので、一番したの切り欠きを削除します。
あとは「パスの統合」で左側の切り欠きの列を大きな矩形に統合します。
さらに、右側の切り欠きの列を今度は「パスの差分」で切り抜きます。
一番下の辺は段ボールを切断するのではなく折りたいのでミシン目をつけるために辺を取り除きます。取り除きのはパスの除去?です。
できた図形を3つ複写し、90度回転して下図のように移動します。頂点が合わさったら、パスの統合で1つの図形にしちゃいます。
最後に、ミシン目にするため、矩形を新たに作り、ストロークの種類を点線にし、あとでレーザーの出力を変えたいので別の色(例えば赤)にしておきます。
以上で箱ができるはずです。
まだ、このデザインでカットしていないので、実は問題があるかもしれませんが。。。
ちなみに、ここまで作ったあとに気づいたんです。。。実は、うちにあるレーザーカッター(SmartDIYsさんのSmart Laser CO2)の切断可能範囲は600mm x 440mmなんです。。。これはあくまで仕様上であって、ここまで移動するとリミットスイッチが効いてしまうので、実質は580mm x 420mmくらいです。
つまり、150mmの正方形を3つ並べると。。。切断できません。。。いまさら気づくかよ。。。orz
なんとかならないか。。。パワポで描きながら考えてみたんですが。。。ダメでした。
④のように2面を半分にすることでなんとかワークエリアには収まるのですが。。。強度がでなくなりそうです。。。
やってみると色々(頭がよければやる前に気づくのでしょうけど)と気づかされるものです。。。こういうことは忘れにくいのでいいですけどねぇ。時間だけが過ぎていきます。。。