memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

楽しそうにやっているところを見せること

3年生の授業での出来事をちょっと書いてみる。

この授業ではRailsを使ったチーム開発をする。

Railsチュートリアルよろしくな環境(AWS Cloud9+GitHub+Render)を組み合わせたママゴトをやっている。ママゴトというと学生には怒られそうだが、事実、教えている僕もRails開発者経歴はないし、やっている内容も基本でしかない。まぁママゴトである。

そんなママゴトでも単一のプログラムファイルだけ正しく書けばいいというレベルを超えて、複数のモジュールを組み合わせ、データベースもあり、ライブラリもあり、Railsの場合はフレームワークの使い方やバージョンの問題など、ソフトウェア開発ならではの複雑さをちょっとばかり体験することを目指している。

そんな授業を受けるのはよっぽどのプログラミング好きばかりかといえばそうでもない。それが面白い。大学だから単位もある。IT系だからバッチリの理系でなければならないか?というとそうでもないと思っている。だってユーザはもっと多様なんだから。理系人間の価値観で良いものを作ったところで技術的にはレベルが高いかもだが必ずしもよいプロダクトができるとは思えないからだ。

そういう学生でもこういうママゴトを通してソフトウェア開発の流れを学生のうちに体験するのはいいと思うし、こういう学生こそ社会人になると化ける可能性もあると思っている。

前置きが長くなった。

今、ある学生を思い浮かべながらこれを書いている。課題を出しても自分ではできない人が課題を出せずにいて、そういう学生が聞きに来るかというとそういうこともないので、結局、ChatGPTとかでわけのわからないコードを書いて出したりしている。そんなコードを書くくらいならちゃんと勉強して欲しいので課題期間終了後に解説を兼ねて動画を作成して学生らが閲覧できるようにしている。それを見ながら課題をやってもいいよ、ということで。

その学生と雑談しているときにふと「センセーってプログラミングしているときに楽しそうですよね〜」と。「なにそれ?」と思ったけどもしかするとそういう感じで喋っていたのかも知れない。

今の学生とは親子くらいの年齢差がある。何を好んでいて何に惹かれるのかわからなくなっている。就職担当ということもあり色々と求人情報など流すのだが何をどこを押せばいいのかわからない。

そんな状況でこういうことを言われたのである。N=1である。

でも、何かヒントをもらったような気がする。

昨日の看護学校で1日中、非常勤をやっていた。看護研究なので検定とかの話もしたがやはりどんな状況でも楽しそうにやることを心がけた。何となくだけど学生らの反応が柔らかかったような気がする。

気がするだけかもしれないが。でも、大事なのかも知れない。わからなくて一番辛いのは学生なのだから。当たり前のこと。

これを読んでる方がもしいたら、ぜひ笑顔で仕事しましょう。気持ち悪がられない程度に😁

仕事、仕事。