昨日、ある学生が部屋を訪れて以下のようなことを言いました。
「友達とゲームを作ろうと考えているんです。何かあったら聞きにきますのでよろしくお願いします」
私はゲーム開発者でも何でもないので。。。と思いましたが、せっかく学生君らがやる気になっているようですから「できることは応援するよ」と伝えました。
とりあえず、ゲーム開発ならDirectXやXNAやActionScriptが頭に浮かびましたが経験が少ないとなると、とりあえず簡単に動くものがいいと思いHSPを紹介しました。ついでにJavaの知識を生かせるということでProcessingも紹介しました。
大学で学ぶプログラミング演習は活かすことはできますが、ゲームのプログラムの作り方はコンソールでもアプレットでもGUIものとも違った独特なテクニックがあります。今であればゲーム関係の書籍もWeb素材もたくさんありますから独習も不可能ではないんですがね。。。きっかけは必要だと思います。あと困ったときのフォローですね。
とりあえず、そういう学生が今後増えるかな。。。と思い、昨夜、UnityとUDKで遊んでみました。もちろん1日や2日で理解できるものではありませんがUnityで簡単な玉転がしゲームを作ってみました。iPhoneやAndroidのアプリも生成できるのは魅力です。UDKはもう少し複雑なので時間がかかりそうです。イチからプログラムするのではなくこうしたミドルウェアを利用するのは今では当たり前の作り方なんでしょうね。
イチから自分でプログラムを書く場合は。。。そもそもクラスの使い方から始まりますが、やはりネックはアルゴリズムだと思います。例えば、マリオのような横スクロールゲームはどうやって作ればいいのか?とか、カードゲームのカードをドラッグ&ドロップするようなインタフェースはどうすればいいのか?とか、マルチプレイするにはサーバーはどうすればいいのか?とか、考え出すとキリがありません。
で、思い出したのが以下の書籍です。Javaでゲーム作る演習などに役立てたいと思い、東京出張時に八重洲ブックセンターで買ってきた本です。2、3年前に購入した本です。出版は2003年のようです。全部英語かつ分厚い本ですが。。。前述したアルゴリズムやクラスライブラリの使い方が実に丁寧に書かれています。ゼミ室に置いておきましたが誰も読んでいないようなので通勤中に読み返しています。誰か翻訳版出さないかな。。。内容の改訂が必要かもしれないけど。
Developing Games in Java (New Riders Games)
- 作者: David Brackeen
- 出版社/メーカー: New Riders Games
- 発売日: 2003/08/14
- メディア: ペーパーバック
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Javaでゲームを作る。。。というのはあまりメジャーではないかもしれませんが*1、せっかく学習するJavaを活かしてこの本を通読するくらいの実力がつけばプログラミングではとりあえずどこへ行っても困らないでしょう(ゲーム業界に行けるかどうかは保証の限りではありませんが)。