とあることの影響で今年5月くらいから研究室のサーバーに対して外部からのアクセスができなくなりました。
授業資料の公開のためWebサーバー(Wordpress)を利用してきました。moodleサーバーも立ち上げて課題管理をしてきました。その他、研究資料などをいれたファイルサーバーを立てていましたのでVPNで接続して外部から利用してきました。
学外から使えない影響は思いの外大きかったですね。。。前日に演習課題を修正したいと思ってもできない。課題を採点したいけどできない。採点しようとしても課題の内容を示したホームページを参照できない。
しかたがないことではありましたが、いかに学内ネットワークに依存して仕事をしてきたか、ということを痛感した次第です。
今後、申請すれば外部からのアクセスは認められる方向ではあるようですが、これまでのようにはいかないようです。そこで、いい機会ですので、外部のサーバーに移行することにしました。
とりあえず昨日、Wordpressの移行機能を利用して、以下に転出?しました。どこまで利用するかまだ見えないのでとりあえず無料利用させていただいています。
移行は非常に簡単でした。ただ、メディアについては既存サーバーが外部アクセス不可のため取り込みはできませんでした。手動です。その他、固定ページや投稿はすべてボタン一つで移行できました。素晴らしいです。。。ほんと。
ファイルサーバーについては、年度内に必要になりそうなものはGoogle ドライブへ。過去のデータはすべてUSBディスクにいれておき必要であれば研究室で利用することにしました。
ファイルサーバーには全部で340GBくらいのデータがあったのですが、整理してみると本当に必要なデータは数百 MBくらいでした。
moodleは個人情報の扱い上、学外での利用となるとさらに難しいでしょうから、とりあえずメールにするか(紙提出というのはあまりに前時代すぎるので)、何か他の方法を考えたいと思います。
あと、これから個人的なデータとサービスの移行があるのですが、それはぼちぼち夏休みのどこかの時間を使ってやっていきたいと思います。
以上が現状報告になりまして、さきほど、これらすべてのサーバーを停止し、マシン(mac mini)の電源も落としました。今後、http://swken.joho.fuk.kindai.ac.jpは消えますので。
個人的には学内で研究室サーバーを運用してきて、いろいろと経験できました。採点も終わって少し時間がありましたので、ちょっと振り返って見たいと思います。いろいろあったなぁ。。。ということです。
たぶん、これが始まりだったと思います。SEとして地元の会社で働いていましたが、インターネットが出てきた時期で、個人的にも興味はあったのですがサーバーを立てた経験はなく。。。夏休みを利用してやってみたんですね。
はじめてのLinuxインストール - some comments
おっちょこちょいなので、よくこんなことがありましたね。。。fsckを誤ってするなんて。。。痛い思いをするから学べることもある。自己肯定です。
今はホームページといえばwordpressですが、その前はwikiを使ったりあれこれ試していました。kamiwikiよかったなぁ。。。発想が素晴らしかった。
LDAPってなに?という状態から、あれこれ試した時期もありました。
Google Analyticsなんてなかった(と思う)ので、ログ解析なんかの真似事もしてみました。
このころはFC3やFC4を使っていたんですね。。。
Linuxの削除 + CF-W2のデュアルブート化 - some comments
ファイヤーウォールか。。。
ファイアーウォールに敗れるの巻 - some comments
こんなミスもちょくちょくやってました。。。キャッシュがあると困ることもありますけどTime Machineはじめキャッシュに何度助けられたことか。
消滅したWebページを復元する方法 - some comments
sshね。。。いろいろやってたな。。。トンネリングとかあれこれ
sshでwindowsからLinuxのコマンドをパスワードなしで実行する方法 - some comments
sshポートフォワーディングでsmb - some comments
こんなころからVPN接続やってたんだなぁ。。。
OSX Leopard+VMware Fusion+WindowsXPでVPN接続するコツ - some comments
FedoraからCentosに切り替えたんですね。CentOSは管理ノウハウの情報がネットにたくさん情報があったので運用は楽だったなぁ。
centos + tomcat でシャットダウンスクリプトが途中で停止する - some comments
いじっては痛い思いをする。。。
HTTPD=/usr/sbin/httpd.workerをいじるときは気をつけましょう>自分 - some comments
ipadがでてきたあたりのような気がする。
のちのちMacをサーバーにするのですが、そのときにこのときの経験が役に立ったんですね。。。確か。
MacでActive Directoryに参加する方法(つづき) - some comments
そうそう、そしてmoodle。2012年ですか。。。もう5年になるんだなぁ。。。積み重ねがあったんだけどなぁ。。。しかたがない。
研究室用moodle運用開始できた - some comments
こんなことやったっけなぁ。。。覚えてない。
WordPressをApache+ActiveDirectoryで認証つきにした - memorandums
そうそう、これも使って見た。いいアプリケーションだったなぁ。DBがいらないってのは移行が楽でよかった。エクスポート&インポートがしっかりしていればいいのですけどね。
お、やっとMac Serverですね。えーっとこれで4年前か。それまではCentOSくんにがんばってもらいました。OSはバージョンアップしましたが、ハードは交換していないので、今回停止したサーバーがこれですね。Macでのサーバー管理って便利な反面、わかりにくいところもあって最初は戸惑うことばかりだった。
研究室のWebサーバーをMac Serverに引っ越した - memorandums
こんなことをやらかして、学生さんに迷惑をかけたこともありました。
ほんでMac Serverのアプデですね。サーバーの場合は多少古くても使えちゃうんでそのままにしていたら、なんかのサービスが対応しなくなったんですね。黒船的な影響でアプデした覚えがあります。
やっとServerを10.9にした - memorandums
ちょこっとしたRailsアプリなんかを作って、研究室のサーバーで動かしたりしたこともありました。いまならクラウドでしょうけど。。。
passengerの設定がなんとかうまくいった - memorandums
専門でもなんでもないのですが、必要に迫られてこんな勉強もしましたね。。。
さらにアプデですね。結構、これ大変だったような気がする。。。
OSX3.2.2をmacos Server5.2にアップグレードする方法 - memorandums
AppleがVPN(PPTP)を廃止するっていうので、あれこれやった記憶があります。
Server5.2でVPN(L2TP)が繋がらないorz - memorandums
この辺でもういいでしょう。だらだた書きすぎました。申し訳ございませんです。はい。
ちょっとまとめます。
以上、簡単に過去ログをまとめてみると、僕が座右の銘にしている「やってみなければわからない」を地で行った感じだな。。。と思いました。
自分の技術や知識の未熟さで何かコトを起こしてしまい、その結果、他の人や組織に迷惑をかけてはいけないとは思いますが。それでも、何か興味があることがあれば、まず、実際にやってみるということが重要だと思います。今回の例では(私が)やってみたいことは「サーバー管理」でした。たかだか1台のパソコンサーバーのちっちゃな話なのですが。。。実際に運用してみるといろいろと起きるもので、その中で困ったり調べたり工夫したりしました。
学校の勉強は、対象とする分野に関わる知識を効率よく学ぶことができます。これはこれで素晴らしい仕掛けだと思います。ただ、自分にとっての関係性を感じなければ、進んで学ぼうとしたり、知りたいと思う気持ちはなかなか芽生えないものと思います。僕自身はそうでした。。。人から習うというのが苦手だったように思います。
チャレンジして、知らないことがたくさんできて、克服したいから調べたり勉強したり試行錯誤して、その結果はすべて自分が見て感じるわけですから、否応なしに覚えられるんです。これが言いたかったのかな。。。このエントリーでは?
お疲れ様、mac miniくん。