memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

20歳のときに知っておきたかったこと

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

たまたま読んでいたブログのサイドバーにあった広告。何気なくクリックしたジャンプ先に動画が貼付けてありました。以下の動画です。amazonのページには字幕付きのものがあります。

起業したことはありませんが、成功するビジネスってこんな感じなんでしょうね。。。たぶん。自分の周辺を観察して浮かんだアイデアを試しにやってみる、さらに観察して改良を加える、どんどん自動的に収入が得られる仕組みに洗練されていく。。。長く安定させようとするとマーケットやシェアや組織や育成やいろいろ考えなければならないことがあるのでしょうけど、まず始めること、そこに重きを置くのは文化の違いなのでしょうか。どんどんアイデアが実現していく様は研究の世界では味わえないビジネスの醍醐味ですね。

帰りに書店に寄って買ってこーっと。

■2010/8/15ちょっと追記

さっそく購入。読み始めるとビデオのライブ感がなく期待した感じではなかったのですが、読み進めていくと本でしか得られない情報がコンパクトにまとめられていてマルでした。こういうことができたら教える側も教わる側もさぞ楽しいだろうな。。。とワクワクしながら読みました。学生の力量・意欲、何よりコーディネーターであるティナ先生の巧さであり存在感なのだと想像しました。それにしても与えられた難題を考え実行するときの学生のアイデアの多様さに驚くことしかり。何かの本で頭のイイ人は一つの課題に対して選択肢を考え付く、とあったようにおもいます。問題を本当に楽しむ人は「答えが出たらハイおしまい!」ではなく、より良い答えを自分の中で試行錯誤する力(課題を楽しむ価値観?)を持っているように思います。人には向き不向きがあるとは思いますし、粘り強さは歳とともに身につく場合もあると思います。私はその典型。若い頃は胆力がまったくありませんでした。。。自分を強くするために練習を楽しむスーパースポーツ選手と同様に、20歳そこそこで「考える」力を身につけている人は本当に頭がいい素養があるんだと思います。そういう子はどうやって育てられるのか?生まれつきなものなのか?しばらく私の中の疑問と課題であります。そういう意味では、本のタイトルに「20歳のときに知っておきたかった」とありますが、この本を読んで生かせる20歳は数少ないだろうと思うし、生かせる人はこんな本を読まなくても自分自身でカイゼンできると思います。20歳のときに知っておきたかった。。。と若かりし頃を回顧する我々のようなオジサン・オバサンが読む本かもしれませんね。。。それでも、できれば20代の人には読んでもらいたいですね。。。もしかすると感じることがあるかもしれません。この本の言いたいことは私が常々卒研生に言っていることに重なります。講義や演習など唯一の答えが求められることは社会(研究)ではありません。自分自身の答えを探したいと思い行動してそれを得ること、自分で見つけた答えに善し悪しはありません。受動的ではなく能動的に動いたプロセスでは学校の授業では得られないことがたくさんあります。自分の興味のあることを自分で見つけ、それに集中すること、何より考えるだけでなく実践すること、そして継続(カイゼン)すること、そんなプロセスをふんでいるうちに自分が本当に何がしたいのか、何に向いているのか、少しずつ見えてくるはずです。何よりまずいのは、失敗を恐れて(面倒くさがって)やらないこと。もちろん何も得るものはありません。やっぱり説教くさくなってしまいました。。。ごめんなさいね。。。