memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

社会のニーズに応えられるか!?

大学ではもっと「チームワーク」「プロマネ」を学ぶべき? via IPA

過去5年に情報系学科を卒業して実際にIT業界で働いている方に対するアンケート結果のようです。


プロジェクトを成功させることは企業にとって最大の関心事だと思います。そのプロジェクトを成功に導く方法論をもっと学ぶべき、という意見はもっともだと思います。

アンケート対象は入社5年目の方々。会社の業態や規模にもよると思いますが、いくつかプロジェクトを経験してサブシステムのリーダを担当している方がちらほら出ているという状況ではないかと思います。


ただ、プロジェクトマネジメントは(実務経験がない)学生という立場で学ぶにはちょっと難しい科目だと実感しています。

知識体系としてはPMBOKという教典がありますが、教育方法論は決まったものはありません。試行錯誤の段階にあると言えると私は思っています。


私は、本質的にはプロジェクトマネジメントとは言えない(真似事)ことを知りつつ、ツール(MS-ProjectやEVMなど管理手法)の使い方を中心に講義・演習をしてもらっています。

必要性を感じたときに、自分で学べればという考えです。そのときに、キーワードだけでも頭の中に残っていればと。最近は、もう少し、PMの楽しさ・醍醐味を体験するような方法がないか考えています。カードゲームみたいなものが作れないかな。。。と。みんなでワイワイやりながら。遊んでいるうちに体験的に学べるような手法です。桃鉄のようなものか。。。考え中です。


実務ですので各企業にとってのPMの最適解があると思いますので、実務を通して現場で学ぶべきだと思いますが、入社3〜5年くらいの方には大学にもう一度来ていただいてスタンダードとしてのPMを復習してもらう機会があっても有効なのではないかとは思います。

講師が優秀であれば。。。ゴールドラット先生の著書のように、標準の議論を通して、多忙な現場では難しい最適解をじっくり深く考える機会を大学が提供することも可能かもしれません。

研究者が現場の問題を知ること、その問題に対する解決方法を技術者/研究者が頭を突き合わせながら考えていくことが大切だと思います。