memorandums

日々の作業ログです。

参考文献用に小学校のプログラミング教育の本をポチった感想

小学校でプログラミングが必修化されると聞いてきましたが。。。真面目に勉強したことがなかったので。。。情報収集がてら本をいくつか買ってみました。

目的は、プログラミング教育がどのように実施され(ようとしてい)るのか?、具体的な方法や手順がどのようになるのか知りたいってところでした。

まず、調べ始めてすぐにわかった根本的な誤解としては「プログラミング」という科目があるわけではなく、既存の科目でプログラミングを活用していこうね、ということなんですね。。。わかっていたような気もしますが。。。勘違いでした(参考文献)。

ちなみに、文科省からは以下のようなページが公開されています。小学校の先生達もまずはチェックする資料の1つではないかと思います。

小学校プログラミング教育の手引:文部科学省

資料をざーっと読むと、4年生から6年生にかけて実施することが想定されてました。

学校によっては低学年でも使わせるんでしょうけどね。

算数の科目で図形をプログラムで描かせるなどの事例が掲載されていました。

Amazonで「小学校 プログラミング教育」といれて検索して出てきた本を片っ端から「中見え」でみました。中見えができない本や電子書籍がない本は除外しました(すぐに知りたかったので)。

最終的に購入したのは以下の4冊です。僭越ながら、個人的な感想を書かせていただきました。あくまで個人的な意見です。

ビスケットの生みの親である原田先生のご本です。タイトルに「実況中継」と書かれていましたので、これは授業手順が知れるのかな。。。と期待しました。期待通りでした。授業の流れが文章で実況中継されています。進め方も操作方法も具体的に記述されていて、先生による発問も書かれています。一見すると報告書なのかな。。。と最初勘違いしたのですが、よーく読むと手順が細かく記述されていますので、この手順にしたがってトレースするだけでも一応授業が成立するのではないかと思います。科目は主要5科目に加え、体育、音楽、図工、総合まで例示されています。先生はまずそれぞれのツールの使い方を別の本で勉強してから。。。ですね。


小学校の先生のための Why!?プログラミング 授業活用ガイド

小学校の先生のための Why!?プログラミング 授業活用ガイド

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2018/12/06
  • メディア: 単行本

続いて、こちらもテレビでも有名なWhy?プログラミングを元にした阿部先生によるご本です。低学年・中学年・高学年とそれぞれ一部の科目を例としてプログラミングを活用する事例が紹介されています。この例は実際に小学校で使われている学校名や先生のお名前も掲載されていますから、もしさらに深く知りたい場合は学校を通して連絡を取り合うことも可能なのではないでしょうか?真面目なテーマから学習事項をゲーム化した題材まで生徒が楽しんで学べる様子が目に浮かびます。他書と異なるこの本の特徴の1つとして、授業時間数と、1コマの中での学習内容(手順も細かく)示されている点があります。生徒の作業だけではなく、先生が支援する内容まで明記されています。プログラミング経験の少ない先生の場合、プログラム構築までの作業を単純な作業として捉えてしまうことが考えられますが、どういう目的で指導すべきかがわかるのではないかと思います。何よりテレビと連動してるようですので、テレビをまず視聴させて興味を持たせるってのも学習準備には活かせますね。


続いて3冊目。ドリトルでも有名な兼宗先生も監修されているご本。こちらもタイトルから授業実践の事例が書かれていることが期待されました。こちらの本も1年生から6年生まで全国各地の小学校の教育事例が紹介されています。生徒への指導方法と先生の指導上の留意点も合わせて書かれています。印象的なのは、コンピュータやプログラミング言語ありき、ではなく、黒板や紙を使って考えるところが出発点としている事例が多いことでした。「プログラミング必修化」という聞くと、我々はコンピュータ室でパソコンの前に座らせ(タブレットを配布し)Scratchのアプリを開かせてブロックを1つずつ教えていく。。。なんて想像しちゃいますが、プログラミングはあくまで手段ですし、必ずしもコンピュータ上で動かさなくても論理的な思考トレーニングはできるわけですね。先生達の工夫が詰まった本だと思います。細かい手順は掲載されていたりされていなかったりですが、とにかくどういう事例があるのか具体的に知りたいときに手にとるといい本かと思います。


小学校プログラミング教育の研修ガイドブック

小学校プログラミング教育の研修ガイドブック

最後は上記の3冊目と同じ著者の本です。ガイドブックと書かれていましたので、かなり細かく手順が示されているのかな?と期待してポチりました。実はこの本が私にとっては期待外れな本でした(←disっているわけではなく僕の勘違いが原因なので早とちりしないでね)。いや。。。タイトルをよく読めばよかったでしょうね。小学校の先生を対象とした研修用のガイドブックでした。つまり、生徒に教えるような細かい手順は省かれていたわけです。内容は3冊目と同様に、先生方から提案された(既に実施実績のある)研修の進め方が説明されています。例えば、地元や企業のエンジニアが小学校の先生を相手に研修しなければならない。。。という方が読むとテーマを自分で考えるときに役立つと思います



繰り返しになりますが、この調査の目的は最初に赤字で書いた通りです。その目的に沿っているか沿っていないかで判断しただけです。小学校の先生でも、既に以前からパソコンを活用した授業を展開されている方が多くいらっしゃると思います。

一方で、文科省の宣言のもと、長年培われた授業内容にプログラミングを組み込む(しかも全科目にそういう機会がある)ってのはなかなかな変化だと思います。私も教員の端くれとして、既存の教材って全部が全部まるまんま使えるというケースはとても少ないと思います。どんなに名著であっても。時流もありますし、生徒の気質もどんどん変化しますし、教育歴が長くなるほど指導してきて「ここは大事」というところが見えてくると思います。そこが必ずしも著者とは一致しない。。。当たり前の話ですが。

ただでさえ忙しいのに。。。本当に大変と思いますが、生徒達と楽しんでプログラミングを採用していただけたらな。。。と思います。

ちなみに、Kindle本がなかったのですが、以下の本も購入してみたかった本です。現場の先生方は、崇高な目標や理念はとりあえずおいておいて、まずは来年の授業をどうするか?が気になると思います。以下の書籍のタイトルをみると「すぐに役立つ」と書かれていますので、とりあえずはそのまま採用できるくらいの情報が書かれていると期待しています。

プログラミング教育の考え方とすぐに使える教材集

プログラミング教育の考え方とすぐに使える教材集

  • 作者:赤堀侃司
  • 出版社/メーカー: ジャムハウス
  • 発売日: 2018/04/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

これならできる小学校教科でのプログラミング教育

これならできる小学校教科でのプログラミング教育