この事業に関わらせていただいて今年で4年目になります。
ちょうど1年生のときに参加してくれた学生さんが今年は就職・卒業と。。。感慨深いものがあります。
今年のテーマはタイトルの通りです。美術館の募集ページは以下の通りです。
米袋を自分なりにデザインして、地元嘉麻市にいそうな妖怪をデザインしてもらいました。
嘉麻市には河童伝説、皿屋敷、鮭神社など様々な伝説があり、それをモチーフに子供たちが自由な発想でデザインしてもらう2日間のイベントでした。
スタッフの大学生と参加者のご対面。
体育館での作業風景。台風が接近していましたが、福岡は幸いなことに影響が少なく、暖かく作業しやすかったですね〜。
初日に完成した作品です。カワイイ〜。
2日目は写真少なめでした。
今年は、衣装の他のもう1つ。電子回路を組み込んだ立体コラージュです。
妖怪に扮した子供たちの写真を印刷して覗き箱の中に配置し、LED等で装飾を加えようというもの。
電子回路の組み立ては子供たちにしてもらいました。完成例は以下のような感じです。
2日目の夕方から保護者に参加していただいて発表会。
美術館のエンタランスホールをランウェイに見立てて。。。登場してもらいました。
覗き箱の1つです。とってもよくできています。
今年は嘉麻市で他のイベントがあったらしく、20名の枠に対して8名の応募だったようです。
私も小学生の娘がいますがイベントの様子を少し見せると「私もやっていた〜い」と言っていました。
嘉麻市在住の方が優先的に参加できるイベントです。
来年度ももし開催がありましたらぜひご参加いただければと思います。詳細は嘉麻市の織田広喜美術館のホームページに掲載されると思います。
子供たちが作成した覗き箱は12月初旬にアクロス福岡にて展示されるそうです。
では、本エントリーの最後に今年の準備を振り返ります。
例年、電子回路の部分を担当しています。だいたいの構成は例年と同様です。人が近づいたらLEDが点灯して子供たちの音声が再生される装置です。
Arduinoはじめ、音声レコーダ、人感センサーなど既存のパーツを組み合わせて作成しています。知識があれば誰でも作れるような装置です。
今年は、先日書いたエントリーのように、人感センサーの取り扱いを少しがんばってみました。人感センサーは赤外線に反応するのですが、赤外線はここそこにあるので意図したときに反応させるのがなかなか難しいいんですねぇ。。。
人感センサー(PIRセンサー)でいろいろ実験したメモ - memorandums
4年間のうち初年度はこのセンサーを使ったのですが、知識がなかったので、とりあえず人を感知するなら人感センサーと思って採用しました。でも。。。反応したししなかったり。。。2年目以降は超音波距離センサーを使ってきました。で、今年、ふたたび再チャレンジということで。
「覗いた」ときだけ反応させたいので、センシング範囲は狭くていいわけです。距離も50cm未満でいいのです。そこでフレネルレンズを外してセンシング範囲を狭め、さらに、狭めるためにセンサーに紙製の筒を取り付けました。これ悪くなかったですね。
それでも、センシング距離は1m以上はあるので。。。どうしようかと思いましたが、覗き箱に取り付けると配線等が邪魔してくれていい感じに距離が抑えられるようになりました。
また、今回は、これまで手伝ってくれた学生さんの多くが都合が悪く参加してもらえませんでした。
彼ら彼女らに頼り切ってしまったので負担も多かったのかと思います。とりあえずゼミ生中心に声掛けしてなんとかキット作成作業は終えられました。
当日参加者も3名が手を挙げてくれて何とか形になりました。
大学院生がいればもう少し教員が介入することもなくなるのですが。。。うちのゼミは就職希望者が多く。。。なかなか難しいですね。
とりあえず来年度も開催できたらなぁ。。。と思います。
参加してくれる子供たちの笑顔はサイコーです。