memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

ZOOMの功罪(昭和的価値観から)

1年くらい前に学内のとある委員会の委員長を仰せつかり、前委員長の先生の助けを大いに借りてなんとかやってきました。

5類移行前でもありましたので最初から委員会はZOOMで開催でした。一応、参加可能な方は会議室で対面出席していただくことになっていましたので私は大きな会議室で3,4人の参加者の先生・事務職員の方と配信している感じになります。昨日も月イチの委員会でした。

学会シーズンでもあるためか、欠席するという連絡をわざわざくださる先生がいて。それでもZOOMでハイブリッド開催していますのでネットさえあえれば世界中のどこからでも参加できます。これは便利ですよね。。。しかも委員会は録画しますので時間が合わなければあとから視聴してフォローアップすることも可能です。便利な時代です。

ただ。。。ここで思うのです。

対面であれば参加しなければらなないけど。。。お互いに隣の席に座ったりして顔を合わせることになりますね。他学科の先生と交流することはあまりありませんが、こういうふとしたときに知り合いになったりしてきました。

もっと濃い交流としては、入試監督とか保護者懇談会などで一緒に仕事をするとそこで飲み会することもあり、そこで知り合いになることもありました。入試はまだ対面ですが、保護者懇談会はハイブリッドになっていますので出張もほぼなくなりました。これも結構楽しみな仕事の1つだったんですが。。。

ZOOM(だけではないですが)を使うことで移動時間が必要なくなり、瞬時に会議にダイブできます。ある意味、どこでもドアですね。どこでもドアは実現は難しいだろうと思っていましたがXR含めて、実体は移動しなくても脳内がその空間?に移動することは可能な時代になったわけです。もちろんオンライン会議ツールは昔からあったと思いますが。

リモートワークが増えて言われ尽くしたところがあるかもしれませんが、コロナの治療薬ができて感染リスクがなくなったとしてもZOOMは利用され続けるでしょう。その分、従来のやり方での人と人が知り合うキッカケが減っていくんだな。。。と改めて実感したところです。便利さを知った人は元には戻れない、あれですね。。。

もう、郷愁感でしかないでしょうね。我ながら「昭和だ」と。。。

本日は会議もありませんので出勤する必要はありませんが、昨日買ったSwitchBotを研究室のMac miniにしかけてこようと思います。Mac miniってスイッチがとんでもなところについているので。。。3Dプリンタで台座を作るか?うーんどうしようかな、というところです。

でわ。

余談

教員になって20年くらいになります。前職はサラリーマンSEで案件の共通体験を通して色々な方と交流してきました。同じ釜の飯を食う感じです。やはりお互いに思い出すことがあるので10年とか時間が経っても会いたいと思うものかと思います。

ある程度の年になってから教員になったこと&コミュ障な気質もあるかもしれませんが、大学教員同士で知人以上の関係を作るのは難しいと感じてきました。

大学教員でも研究プロジェクトを組むことはもちろんありますが、なんというか企業の案件とはかなり違うんですね。。。互いに別々のことをやってまとめて「成果」という感じです。それぞれが独立して進める感じです。もちろん対象によって異なるのだと思いますが。僕が見てきたものはそんな感じです。

企業のように1つのプロダクトを一緒に作り上げていくことはないですね。色々な分野の学会に顔を出してきましたが、そこで仲良くされている先生方を見ると、若くして学会会員になり学会運営で強い関係になっている方々とか、現在の所属はバラバラでも結局は同じ研究室出身だったりする方々を多く見かけてきました。偏った見方かもしれませんが、私から見るとそう見えます。

企業のように顧客含めて全く知らない人とチームを組んで1つのことをするという機会は大学教員にはないなぁ。。。と思います。そこが唯一の不満というか寂しさですね。。。

そこでここ10年くらい学会は諦めて!?メイカー系のイベントなどに出展してそこで知り合いができたら。。。という感じで参加してきました。そこそこ知り合いはできましたが。。。企業案件のようにはいかないですね。何を私は求めているんだ。。。と思っちゃいますが、何度も繰り返してしまいますが、やはり自分の中では、様々な制約の中で喧々諤々しながら1つのものを作り上げていった達成感が忘れられないんだな。。。と思います。大変だったことはすべて忘れて楽しかったという感覚しか覚えていません(苦笑)

大学ではだいたいの人が純粋培養された方(←失礼!?)が多いですから、同じような問題感を感じている方は稀です。もちろん企業出身者はいますが、多くが研究所の研究員だった方が多いですから、企業案件を体験した方はほぼ見ません。だいたい話があう先生はやはり同じような背景をもった先生だったりするんですね。。。不思議と。ないものねだりですね。。。

両方の人生を歩むことはできないので贅沢な悩みと思いますが。。。誰かの役に立つ何か仕事をしていきたいなぁ。。。雑談の方が長くなりました。ほぼ愚痴でした。すいません。