memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

今年度の入試監督業務終了のお知らせ>自分

大学教員の業務の1つに入試監督業務があります。

やることはシンプルです。

事前説明会で要点を聞き、地方会場だと前日入りして、当日の10時くらいまでに出勤して、3コマ、マニュアル通りに説明文を読み、写真照合して本人確認し、問題冊子・解答用紙を配布して、60分間じーっと監視して、最後に解答用紙を回収して事務の方に渡すだけです。

トイレ、遅刻、嘔吐、鼻血、不正行為、汚損解答用紙の交換などのイレギュラー対応があるにはありますが、滅多には起きません。

昨日、一昨日と2日間の監督業務が終了しました。

うちの学部の場合は、センター試験1日と大学の入試4日間が基本セットとして割り当てられます。

センターは既に終わっていますので、あと4日間だったのですが。。。今年はなんと2日間でよかったのでした。。。4日間、同じことをするのはなかなかタフなので。。。これほど嬉しいことはありませんでした。

志願者が減ったのであれば諸手を挙げて喜べることではないのですが、幸いにもそうではなくて、数年前から導入された業者さんによる監督補助のスタッフのおかげのようでした。

他の先生は既に体験済みとのことでしたが、私は今年が初めてでした。

学生バイトでもくるのかな。。。と思っていたらそうではなく普通の一般社会人の方でした。

私の担当は40名くらいの教室で、これまでだと2名の教員で対応できる人数なのですがプラス1名でチームを組んでくれました。

私は読み上げと問題訂正の板書に専念でき、写真照合や配布・回収はすべてスタッフの方にお願いしました。

めっちゃ楽でした。

ちなみに、そのスタッフの方に監督補助に何か条件があるのか聞くと特にないそうで、入試や国家試験などの補助などもされているようでした。元教師をされていて引退された先生なんかもバイトされているとか。なるほどなぁ。。。と。

いっそのこと読み上げもお任せしたらいいのに。。。と思いますが、その時代はいつかくるかもしれません。。。無理でしょうけどね。そもそも紙ではなくCBTになればいいのでしょうけど。。。

ちなみに、監督補助のシステムはいいこと尽くめなのですが。。。1つだけ寂しく思うことがありまして。

これまでを振り返りますと、入試監督業務って他学科や他学部の先生と一緒に作業を共にする貴重な時間でもありました。地方だと宿泊が伴いますので夜にご一緒することもあり、他学部の状況を知る機会であったり、それがご縁で共同研究をはじめようとしたこともありました。

アウトソースの方も監督であることには変わりはありませんので意思疎通するように心がけたつもりですが、やはり時間で雇われている、そういう感覚は拭えませんでした。勝手な解釈かもしれませんが、でも、やはり逆の立場であればその場かぎりの関係になる。。。って普通なことのように思います。

どの会社も案件規模に対してスケールするために固定的な社員数を確保するよりはアウトソースに頼るのは普通のことと思います。最近ではフリーランスという働き方も珍しくなくなりました。

その人の考え方次第だとは思いますが、古い考え方かもしれませんが、やはり同僚は同僚として存在してくれていた方がいいですし、同じ働くならどこかの組織に所属して苦労をともにしたいな。。。と今回の体験をして改めて思いました。

古いなぁ。。。まぁ、いいか。