学科の演習室には150台くらいのWindows10のパソコンがありまして、ネットワークブート方式のシンクライアントシステムとして稼働しています。
Cドライブはハードディスク・イメージを固定します。固定とは、Cドライブのファイルをいじることはできるのですが、再起動すると元に戻るという意味です。
ユーザーのプロファイル情報はC:¥Users¥ユーザー以下で管理されるのですが、再起動したら消えるんじゃ困るじゃん。。。と思われると思いますが、これは移動プロファイルっていう仕組みで何とかしてくれます。このプロファイル情報はサインインするときにファイルサーバーから持ってきて、サインアウトするときにファイルサーバーに自動的に戻してくれます。
来年度、少人数ゼミでAndroidアプリ開発をやってみようと思いまして、授業準備のためAndroid Studioのインストールしてみました。すると。。。プロファイル情報が5GBくらいになって。。。いつまでもサインアウトできない。。。ファイルサーバーに転送するファイルが多すぎてダメだということです。
で、その対処方法を以下に書きます。個人メモです。
(1)Android Studioをサイトからダウンロードします。
(2)システム環境変数に「ANDROID_SDK_HOME=H:¥Android」を追加します。
(3)ダウンロードしたファイルをダブクリして実行します。
(3−1) インストーラ実行後、Android Virtual Deviceのチェックを外す(あとでインストールします)
(3−2) Android Studioのインストール先を「C:¥Program Files¥Android¥Android Studio」から「H:¥Android¥Android Studio」に変更します。説明が前後しますが、ホームディレクトリはCドライブではまずいので、ネットワークディスクを割り当てています。それがうちのシステムの場合はHドライブですよ、ということです。
(4)Android Studioを起動する(H:¥Android¥Android Studio¥bin¥studio64)
(4−1)設定をインポートするかと聞かれるので「Do not import settings」を選択します。以下の画面になります。
(4−2)「IDE and Plugin Updates」が表示されますが、しないので「x」を押して消します。
(4−3)「Configure」をクリックして「SDK Manager」を選択します。以下の画面に従ってSDKのインストール先をCドライブからHドライブに変えます。
(5)gradleもディスクを食うのでHドライブに移動しておきます。
(6)あとは普通にAndroidプロジェクトを作って、AVDを設定して(AVDも巨大ですが、H:¥Andoroid¥.android¥avd)にインストールされるので、移動プロファイルの対象からは外せます。
<追記>
AVDを起動するとエラーが。何回もやり直していたので。。。わかりませんが、調べるとHXAMをインストールしなければならないとか。ウィザードを使うと自動的にインストールしてくれたのですが、上記の手順ではインストール場所を変更するため一部手動にしたのでこういう問題が発生したのではないかと思われます。
とりあえず、これでなんとか動きそうやな。。。マシンを変えても動作したので情報がいい感じに保持されるようです。ちなみに、C:¥Users¥ユーザ¥.AndroidStudioX.Xというフォルダも設定すればHドライブに移動できたのですが。。。どうも動かないんですね。。。とりあえず100MBくらいなのでよしとします。