memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

SourceMonitorの代替えを探したものの諦めたら意外な結末が

長年、担当している授業の1つがソフトウェア工学です。15回授業の1回にソフトウェアメトリクス(&MSR)を割り当てています。

ソフトウェアメトリクス演習で無償ツールのSourceMonitorを長らく利用させていただいてきました。今年もと思い検索するとソフトウェアの作者がリタイアしたという情報が。。。OSSになったとのことですがうまくビルドできず。最終更新は1,2年前ですので開発が頓挫しているように見えます。

github.com

この2、3日ずーっと代替えツールを探してきましたが、SourceMonitorのようなちょうどよいツールがなかなか見つかりません。有償ツールがあるようですが試していません。

作者の好意で以下のサイトにバイナリはまだアクセスできる状態になっているようです。今後、OS更新で動作しなくなる可能性がありますね。。。

https://www.derpaul.net/SourceMonitor/

ちなみに1つ使えそうなツールはありました。ただ、GUIがないので探索的に分析するのには向いていないように見えます。使っていませんが。

qiita.com

とりあえず、今年の授業はSourceMonitorで逃げようと思います。ただ、BYODなのでMacユーザもいるはずで。。。と思ってダメもとでwineで起動するとできました!とりあえずよさげです。

MacでSourceMonitorを動かす

とりあえず手順だけ書いておきます。

(1) wineを入れます。

brew install --cask gcenx/wine/game-porting-toolkit

(2) 上記のサイトからSourceMonitorのバイナリ(インストーラ)を持ってきます。あとは以下で起動するだけです。なんかワーニングが出ていますが起動できました。

wine SourceMonitor.exe

■2024/5/24追記 wineを起動したあとプロセスが残る問題がありました。ご注意ください。 wine🍷がゾンビ🧟‍♂を産む? - memorandums

(3) 使うときの注意点

wineからMacのディスクがどう見えているか?ですが、Documents以下は何もしなくても見えているようです。ですので、SourceMonitorのプロジェクトファイルや、探索用のソースコードはDocuments以下に置けば使えました🌝

SourceMonitorのようなソフト作るってのも残りの時間でやるべき仕事なのかもなぁ。。。と思ったりしています。