ひょんなことから小倉で非常勤をやるようになったのが2011年でした。
もともとは同僚の先生に依頼があった件でしたが、その先生がお忙しく対応できないということで「やります?」とお声をかけていただきました。今も続けています。不思議な縁です。
その学校の校長先生と飯塚の学校の校長先生が元同僚だったらしく、飯塚で看護研究の科目を担当することになりました。それが2013年です。
振り返れば10年になったんですね。。。
最初、看護研究?なにそれ?という状態でしたので、書店の看護コーナーで5,6冊買ってきて知識を整理しました。初期の学生さんからの素朴な質問に答えられないこともありました。ご迷惑をおかけしたな。。。と思います。やる気が空回りしてかなり辛い演習もさせていたような気もします💦
それでも、この学校の学生さんはとてもよく指導されていて、廊下ですれ違ったときにはしっかり挨拶されていましたし、授業は礼で始まり礼で終わるという感じでした。2コマ連続で授業することもたびたびあったのですが、その休憩時間に学生さんが「お茶かコーヒーをお持ちしますか?」と一声かけてくれるんですね。
面倒くさいな。。。という気持ちもあるでしょうけど、まずは形から入るって大事なのかなと思ったりしました。いずれやらないことが気持ち悪くなる=習慣化するでしょう。教育ってそういうことなのかもしれません。
会社でもオチャクミって行為を卑下するような使い方をされるように思いますが、でも、「ようこそ」とか「お疲れ様です」といった気持ちを形にして伝える文化の一つなんじゃないかな。。。とも思ったりします。
余談が過ぎました。
この科目がカリキュラム改定のため今年度で終了というお知らせがありました。
引き受けた当初は50分✕10回でした。記憶がかなり怪しいですが。。。昔の資料をひっくり返すのは面倒なのでご容赦を。
それから入学者数が増えて2クラス担当するようになりました。要は同じ授業を2回する必要になり。さらに最近は90分授業かつ16回授業になりました。看護教育の世界も変わってきているのですね。
週2日、朝から晩まで授業するようになり、さすがに私も多少なりとも年を取ってきているので、ここ2,3年は今年こそ辞めることを伝えようと思ってはせっかく請われているのだからと思いとどまることを繰り返してきました。
本当にちょうど良かったと思います。
教科書は以下を使わせていただきました。研究というよりExcelによる統計解析の練習帳のような感じですが、習うより慣れろというスタイルであること、そして何より薄いことが気に入って使わせていただきました。本格的に研究しようとするには足りないところもありますが、まず初手としては十分と思っています。
資料は10年かけて学生さんに最適化してきました。基本的には教科書の通りになっています。
- 第1回 データの種類、アンケート
- 第2回 度数分布表、ヒストグラム
- 第3回 平均値、標準偏差
- 第4回 グラフ
- 第5回 散布図・相関係数
- 第6回 単回帰分析
- 第7回 オッズ比
- 第8回 確率分布
- 第9回 区間推定
- 第10回 仮説検定
- 第11回 仮説検定
- 第12回 分散分析
- 第13回 クロス集計表
- 第14回 重回帰分析
- 第15回 時系列データ
- 第16回 総合演習
- 筆記試験
今、考えると、もう少し論文を書くことを意識した内容にすればよかったな。。。と思っています。この内容を練習しただけではデータ処理することはできてもどう論文に反映すればよいかわかりません。そこは反省です。
今年度の試験も採点を終えました。例年そうですが、今年の学生さんらもちゃんと勉強してきてくれてみなさん合格でした。さすが国家試験を前にして勉強する癖がついているなと思います。
まだまだ書きたいことがありましが仕事もありますのでこの辺で終わりたいと思います。
専門学校の先生方、職員の方、大変お世話になりました。
■関係ないけど追記
昨日から雪が降っています。雪が降って嬉しいのは子供だけかと思いますが。皆様、お気をつけください。子供が作った雪だるまの写真を載せておきます。ほっこりしてください☃