学生との会話からの思いつきで今年7月くらいから作り始めたSpherotoon。
2回のオープンキャンパスでの使用を経て、いくつかの改良を加えてYMMF2015に乗り込みました。
Makerといえばギークな人の集まるイベント。
一時期、ものづくり系のポッドキャストをよく見ていました。アメリカのMakerイベントとか。火を吐く巨大オブジェとか。
儲けとか工学とかそういうヨコシマ(笑)な発想とは別に、真にものづくりが好きな人が集まるイベント、そんな感じを受けていました。
そんなイベントが近県の山口で開催される。参加しないわけにはいきません^^;
19日の9時から設置作業ができるとのことでしたので、福岡を朝6時に出発しました。
朝、現地に到着すると以下のように看板が既に設置されていました。かっこいい。
会場に設置した様子は以下です。11時くらいには準備完了しました。
Kinectを使うため天井からの照明がないエリアに変えてもらいました。いい感じです。天井の高さを考えていなかったのですが、運良くギリギリ収まりました。
実際にプレイしてもらっている様子が以下です。
プレイ動画も撮影させてもらいました。以下です。
数えていませんが、2日間で100人くらいの方にプレイしてもらったと思います。
- 操作が難しい
- 色が反転する場合がある
この2つの課題は以前から取り組んできたのですが、まだまだ改善できていないことがわかりました。それでも、みなさん楽しんでくれたようです。
そもそもボール型ロボットを操作したことがない人が多く、ボールがなぜ動くのか?その質問が多かったです。Sphero様々です。
ゲームとしての完成度はまだまだという感じですが。私としては最大級の評価をいただいてとても嬉しかったです。ここ数ヶ月の苦労が吹き飛びました。
Maker Faireは今回が初参加でしたが、一般の人が本当に好きで何かモノづくりしていることを知りました。学会や商品展示会などではついつい「それって何に役立つの?新しいの?」と聞いてしまいますが「作りたいから作った」、出展者の方々と話していてそんな情熱が伝わってきました。
個人だけではなく、各地域でのものづくりスペースが存在すること、そこで活動している市民レベルの団体の存在も知ることができました。3Dプリンタやレーザーカッターやはんだ付けが普及しているようです。福岡の団体もたくさん出展していました。
団体名は記録していませんが、以下、会場で撮影させていただいた出展物を掲載させていただきます。もし不都合があれば削除しますのでコメントしてください。
お隣のブースの先端にLEDのついたスティックでお絵描きをするシステム、円で囲うと写真が出てくるアクションがうけていました。
カラーセンサーを使って車両位置をトラッキングするシステム。車両通過情報で車両がどの区間にいるか把握できるようです。POVもかっこよかった。
スマホを顕微鏡がわりにするアイデア。微細部品を半田付け時に利用することを目的としているようです。台座部分は3Dプリンタで出力されたそうで依頼すればデータをいただけるとのこと。
偏向フィルムの応用。1/2波長の偏向フイルムが新しいとか。理解が追いつきませんでしたが何か応用ができそう。
マイコンを埋め込んだ特殊ブロックを使った電子ブロック。このアイデアは思いつかなかった。素晴らしい。
高速に流れる電光掲示板。正面から見ると速すぎて見えないけど斜めから見ると文字が読めるという不思議体験!
縫いぐるみと電子工作のコラボ
自作の炭酸ガスレーザーによるプリントシステム。電力を必要とするそうです。個人で作れるんですね。スキャナやプリンタのジャンクを利用したXYプロッタ。そんなことができるんですね!ぜひやってみよう。
リアルダンボー(かっこいい)。お子さんのために作られたのだそうです。確か。
フェルトに導電性繊維を編み込んだ回路システム。教育用にも使えそう。
32x32のフルカラーLEDマトリクスを埋め込んだカバン。街中でもってたら羨ましがられそう。絵がアニメーションします。カッコイイ!
頭を使う迷路システム。頭の上に迷路を置いて、その映像をタブレットで見て操作します。難しかったけどゴールできました。楽しかった。
有名な論文まもるくん。お隣の九工大の学生さんによる作品です。2人で作られたとか。大学に設備があるので作ったとか。モチベ素敵ですね。
まだまだありました。写真を撮り忘れたり。。。Spheroを充電している合間に時間をやりくりして巡りました。
山口は福岡から車で2時間くらいです。それほど遠くはありません。前回のYMMFは2013年にあったらしいです。2年ごとに開催されているようです。次回、開催されるとすれば2017年ですね。2年後はゼミ旅行を兼ねてみんなで参加したいなぁ。
本イベントを開催していただいたYCAMの皆様、お話させていただいた皆様、感謝です。たくさん元気とモチベーションをもらいました。次に活かしたいと思います。またお会いしましょう!