memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

畑村式「わかる」技術

博多の書店で見つけた畑村先生の著書です。学生さんにわかってもらわなければならない立場にいるものとして、どのようにしたら「わかる」「できる」ようになるのか悩んできました。ここに一つの答えが書かれています。

2日ほど前の日記に高校の情報の教科書について書きましたが、教科書の限界*1という項もあり、うなずけることが多々ありました。

私がいくらがんばって講義しても「実践経験がない者が理解できない限界(壁)」は、まさに畑村先生が書かれていることで説明されているように思います。まずは、学習者の知っていることをベースとして考える起点を作り、その起点を利用して世界を広げるような教え方が大切だとわかります。手っ取り早い方法として「まず経験すること」が有効なのではないかと思います。

より深く理解するため、本書で宣伝?されている直観でわかる数学創造学のすすめも読んでみたいと思います。

*1:本質的な知識のみが整理されて記述されているため背景知識・予備知識がないモノには理解しにくい。つまり教科書の多くはわかりにくくなってしまう。