memorandums

日々の作業ログです。

卒業研究

昨日、就活サイトが来年度の就活生向けのサービスを開始したそうです。学生のみなさんの方がよく知っているでしょう。担当の3年生から「嫌だなぁ。。。」という声が聞こえました。

さて、そんなところに「卒業研究」の話しです。

就活が気になってしかたがない学生さんにとってはどうでもいい話しかもしれませんが、とりあえず書きます。

卒業卒業研究って何だろう?とりあえず何か作ればいいんかいな?と思っているかもしれません。

正解であり不正解です。

(我々は情報系ですからソフトウェアを)作る必要があるかどうかはテーマによります。そうです、まずテーマを決めなければならないのですね。

テーマって何?

とりあえずうちの研究室では学生さんが関心のあることをベースに話し合いで決めていきます。テーマについては担当の先生と話し合って決めればいいことなので深くは書きません。<ならブログなんて書くな!と言われそうですね。

本題はここからです。

今、読んでいる本(下記)の最終章に卒業研究に関する記述がありました。この本は心理学を学ぶ学生さん向けのテキストのようです。分野はことなりますが研究法が丁寧に書かれていたので勉強させてもらっています。高くはないですし情報系はユーザインタフェースで心理学にも少なからず関わりますからもっていて損はない本だと思います。

心理学の研究法―実験法・測定法・統計法

心理学の研究法―実験法・測定法・統計法

最後の章の1節だけ以下に引用します。まさにココが大切だと思います。プログラミング言語や開発環境や手法はその次の話しです。184ページより引用しました。

1 疑問を持つ
研究を行うためには、まず、何らかの疑問を持つ必要がある。疑問がなければ、研究を行う必然性がない。つまり、研究が始まらないのである。卒業論文修士論文の作成にあたり、学生は「○○○に関心があります」という。関心があることと疑問を持つことは大きく異なる。関心があるだけでは研究を始めることはできない。具体的にいうならば、研究を始めるにあたり、仮説となる疑問を呈示することができなければならない。仮説になるような疑問を抱くようになるためには、どのようにすればいいだろうか。まず、知識を身につけることである。心理学に関連するさまざまな講義や書物、時には日常生活からも知識を得ることができる。しかし、単純にその知識を吸収していたのでは疑問は生じない。科学的心理学の視点から、問題を提起しながら知識を吸収する必要がある。

「心理学」を「ソフトウェア」や「ソフトウェア開発」に置き換えても意味は通じると思います。専門的な勉強はもちろん、自分の身の回りのさまざまな情報源から情報を得て、それを自分なりに理解し知識を蓄積することで熟成されれば、次第に「本当にそうかぁ?」とか「もっとよくする方法はないか?」とか「これが問題って書かれているけど、〇〇の論文にあった解決方法って使えるんじゃね?」といった自問自答ができるようになるはずです。上記に書かれているように「疑問を持つ」ためには知識ベースが必要です。

まずは就活、その前に後期試験、春休みは。。。就活の真っ最中ですね。落ち着いたらこのことを思い出してくれたらと思います。