memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

世界最速「超」記憶法

昨日、娘と本屋に行って見つけた本です。こういうノウハウ本が結構好きで買うことが多いのですが、本当に使えるものは多くありません。でも、この本なかなか芯をついていると思います。肝は「全部を覚えるのではなく、かつ、繰り返し学習でもなく、思い出すキッカケ、覚えにくい箇所・差分だけ覚える」という方法論です。この本の著者は爆笑問題のテレビに出演して有名な方のようです。私は知りませんでしたが。試しに、ここのサンプルページをやってみてください。本書の冒頭に書かれていますが、なぜ覚えられたか非常に不思議な気持ちになります。著者はこの方法を受験や資格試験などにも応用されているようで、まだ後半を読んでいませんが楽しみです。


ついでにこの発想をプログラミング教育にいかせないかと考えています。プログラミングは、あるとき、なぜかわかるようになる感覚になるときがきます。私も小学生の頃からパソコンに関わっていましたが自分でプログラムを一から作った経験はありませんでした。実際に作るようになったのは中学生くらいからだったと思います。それでも、どう初めていいのか良くわかりませんでした。人のプログラムを読んだり、真似して書いてみたり、ちょっといじってみたりの繰り返しでした。時間と興味が続けばこのようなやり方は可能かもしれませんが、楽しいモノ・コトがありあまる今では通用しないでしょう。そのためにも著者である津川先生がご提案されている、できるようになるための”コツ”をしっかり研究する必要がある*1というのはまさにその通りで、その方法を考えて実践するのが指導者たるものでしょう。せっかく情報のプロを目指して大学にきたのにプログラミング嫌いにさせては何のための大学なのかわかりません。プログラミング教育を実践している多くの教育機関ではまだまだ「プログラミング嫌い」を生み出す教育が多くなされていると思います。私もまだまだひよっこで、できない生徒を救いあげる方法を見出せていません。津川流の方法が解決の糸口になるのではないかと考えています。

*1:現在は評価が低いと書かれています