memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

CVを書く作業=自分という存在の棚卸し

今年の1月に参加した国際会議の事務局から来年の学会でキーノートしてくれませんか?というメールがありました。キーノートはもちろん、招待講演でさえ人生で1度しかなく、それも九州ローカルな研究会からの依頼での発表でした。

それでも、この国際会議には出席しているので雰囲気はわかっているのと、依頼されるってことはそうあることではないので、理由や状況がどうあれお引き受けした次第でした。英語は不安がないわけではありませんが、まぁ、何とかなるでしょう。

お引き受けの返事を送ったら、short CVと写真を送ってくれって連絡がありました。メールの日付を見ると7月10日のようです。ちょうどコロナに罹ってしまったときでした。。。とりあえず元気になってから書こうと思いつつ、試験があったりでノビノビになっていました。

さきほどからとりあえず国際会議の今年のWebページにある登壇者のCVを見ながら自分バージョンのそれを書いてみました(日本語で書いて英語に変換して、という感じです)。こういうのって多少は盛るべきなのかな。。。と思いつつ、とりあえず、今、頭にあることを淡々と書いてみました。恥ずかしさしかないですが、まぁ、もう今さら盛ってもしかたがないと思うので。

◯◯は修士号を取得後、製鉄企業のコンピュータ部門で10年間勤務し、遺伝的アルゴリズムを応用した最適スケジューリングシステムをはじめとして、様々な自動制御システムの開発を担当した。彼はプロジェクトリーダーを担当しながら、社会人博士課程で学び室蘭工業大学より博士号を取得した。彼は2004年より近畿大学(福岡キャンパス)に赴任し、プロジェクトマネジメントやWebアプリケーション開発など、ソフトウェアエンジニア育成のための科目を担当している。彼は現在、情報学科の准教授である。彼はエンジニアリング教育や学習支援システムに関心がある。近年の研究テーマはログ分析によるプログラミング学習者支援システムの構築である。Webアプリケーション開発用フレームワークの1つであるRuby on Railsを用いたプログラミング時のログ情報から学生のつまずき状況を取得し、つまずきを学生自身が解消することを目指した支援システムの開発を続けており国際学会で論文を発表している。また、彼はITを活用したモノづくりに関心があり、マイクロコンピュータやセンサを活用したエンターテイメントシステムやXRを活用したトレーニング支援システムなどの開発を研究室のメンバーとともに進めている。

どんな学会に参加しても必ずというほどキーノートってありますよね。ああいう方って本当にトップオブトップという感じの方ばかりで、自分に関係があるとさえ思ったこともなかったわけですが。

改めて、こうやって自分の社会人人生を文字化してみると「あー薄い。。。」って気づきますね。

個人的にはそれなりにあれこれやってきたつもりですが、こうなんていうんですかね。。。これというものがありません。何かの代表をやったとか著書や論文が多数あるというわけでもありません。最近の国際会議で優秀発表賞をいくつかいただきましたが、国内では研究会で1回だけですしね。。。そんなことを書いてもしかたがないと思うわけです。

それでも、過去を嘆いても何も始まりませんので、今、自分がオモシロイと感じているインタラクティブ玩具の開発に関する授業を中心に話してみたいな、と構想しています。使っている技術はそこら辺にある技術です。でも、自分が持っているもので学生と一緒にアイデアを出しながら何かを作る過程というのは、教育系の学会ですので領域が多少違っても関心のある方がいるのではないかな、と思ったりしています。

ちなみに国際会議は福岡開催です。正月早々ですが。。。今から楽しみです。

あ、そうそう。もし、これを読まれた方がいらしたら、ぜひ、ご自身のCVを書いてみてはいかがでしょうか?若い方であれば、とりあえず自分の経歴を棚卸しすることで、次に何を強化していくべきか見えるのではないかな。。。と思った次第です。

でわでわ。