なりすましは昔からよく聞くキーワードです。
その対策として、最近は2要因認証が推奨されています。ID・パスワード以外に別のその個人しか持ち得ない情報で認証するやつです。
昔、以下のような事件がありましたね。遠隔操作によるなりすまし。このときにはセキュリティソフトの売り上げがさぞ高くなったのでは?と思うところです。これは10年以上前の記事ですが、インターネットで端末間が接続された状態では、今でもこのリスクはあると思います。専門家ではありませんが、実感としてあります。とりあえずファイアーウォールを設置して、変なサイトにアクセスしない、添付ファイルを開かない、程度の対策しか思いつかないのが現状かと思います。
さらに、危険なのはやはりSNS。この記事を読むと本当に誰でも容疑者にされてしまうリスクがあるということがわかります。もし、下記の事件でアリバイが証明できなかったら、この人は犯罪者になっていたのだと想像します。偽情報を発信することで、無実の人を簡単に陥れることができる。恐ろしい時代です。
以下の記事も恐ろしい。先生がSNSで生徒になりすまして発信する。SNSやってないノブさんを語ったアカウントから発信される。どういう背景があったのかわかりませんし調べたくもありませんが。あまりにも危険が身近にありすぎることがよくわかります。こんなこと普通はしないだろう、ということをする可能性があるという事例です。乗っ取りは自己防衛できますが、偽アカウントを作られたらもう無理ですね。そのアカウントが自分ではないということをどう証明すればいいのか。全ての情報に公開鍵を埋め込む?自分の鍵が埋め込まれていない情報は自分のではない、という保証(というかその情報を証拠として立件できない保証をしてもらう?)ができるのか。それでも偽情報は流布される可能性はあるわけで、それによって傷つく人がいるという事実は変えられません。行きつくところはSNSであっても本人以外は登録できなくする。ダミーアカウントは絶対に作れないことを保証する、とかでしょうか。Twitterが一時期、アカウント名は本人であるべきと主張していた時期がありました。Xになる前です。それもただの主張であって性善説でしかありませんでした。ダミーアカウントはいくらでも量産できます。
ネットにアップされた情報の本人性をどう確認するのか。私のものではない、という証明がネットの情報だけではできません。いろいろと無い知恵で考えてみましたが、無理ですね。。。この状況はいくらでも悪用できます。それが上記の記事です。
アップロードした写真や動画が誰が撮影したものなのか。その動画ファイルがオリジナルなのかダウンロードされたものなのか。そもそもネットにアップロードした時点でオリジナルのファイルとは別のファイルが生成されています。そこには本物性はどう担保されるのでしょう。書かれた文章が自分のものであるという保証。自分は書いてないという証明。公開鍵暗号でもそのファイルがコピーされてしまったらダメですよね。。。コピーできない、その実体の世界における唯一性を保証できる仕組みがあればいいのでしょうけど。
確実な対策としては、SNSはやらない、でしょう。インターネットは見ることはあっても自分から発信はしない、です。
ただ、今どきSNSから得られる新鮮な情報やリアルタイム性のあるコミュニケーションは社会生活において重要な情報源でもあります。妥協案としては、SNSをやっても発信はしない、個人を特定される情報は一切かかない、位置情報ももちろん付与しない、いずれもなりすまされるリスクはありますが。。。情報を発信する端末(アプリ)は唯一1つにする。絶対に他の端末から発信しない、くらいでしょうか。
考えてみれば、この「はてな」は2段階認証に対応していないんですよね。。。恐ろしい。IDとパスワードがあったらいくらでもなりすましができちゃいます。とりあえず以下の対策はやりました。パスワードをこまめに変更する、しかないですね。
いつでも容疑者にされてしまうリスクを取るほど、情報を発信する利益があるのか。。。わかりません。インターネット、性善説だけでは通用しない、まさに社会そのものを反映した存在ですからね。。。防犯のプロのYouTubeを見た時期がありました。このプロの方いわく、最大の防犯は、他人に恨まれないようにする、だそうです。護身術をいくら身につけたところで100%身を守ることは無理ですから。できることは、恨まれないようにする、だそうです。身も蓋も無いアドバイスですが。。。確かにそう思います。
ただ、昨今、ハラスメント講習を受けて思うのですが、ハラスメントは受けた人がハラスメントと認識すればそれはハラスメントになる。。。という時代です。発信する方がいくら気を使ったところで感じ方は人それぞれでしょう。言うは易しです。難しいです。なりすましが簡単にはできない技術が必要です。どれくらい研究が進んでいるのか時間を見つけて調べていきたいです。