卒業研究の発表会を控えたこの時期、その文章をチェックする日々を送っています。
一方で、雪の影響で水道が使えず、私が住んでいる地域では、夜間に節水宣言が出ています。
夜間に帰宅するので、奥様が気を使ってくれてお湯を入れておいてくれました。
帰宅後、お湯に浸かりながら、せっかくだからビールでもと思い缶ビール横の文字を読んでいるとこんな文章がありました。
この商品の当社製造における、自家発電を除く電力の全ては、グリーン電力です。
大筋わかります。でも、係り受けが不安定。。。
いや、僕は国語の専門家でもないし、コピーライトをやった経験すらありません。いくつか論文を書いた程度です。
でも、この文章は科学論文的にはいかん表現と思いました。
字数制限を無視してきちんと書くとすれば以下のようになると思います。
この商品を、当社で製造するにあたって(当社外で製造するプロセスもあるという暗示)、使用した電力のうち、自家発電を除いた電力は、すべて、グリーン電力を使用しました。
ということだと思います。少なくとも論文にこの意の文章を書くのであれば上記のように指導することでしょう。これが日本語的に正しいのかはわかりませんが。。。
もう少し短くするようにがんばると。。。
この商品を当社製造時に使用した電力はすべてグリーン電力を使用しました(自家発電を除く)
これでも元より6文字長くなります。これでは缶パッケージに印字できません。たぶん、このコピーライトを考えた方はよほど苦労したのでしょうね。。。たぶんプロ的にはアウトかもしれません。でもこの方がわかりやすいな。。。と自分ではそう思います。
ちなみにグリーン電力とは化石燃料による発電以外の発電による電力のようです。しかも適当にグリーンという輩を排除するために証書を発行する機関もあるようです。勉強になります。
さあ、明日は6時起き。早く晩飯食べて寝よう。