18、19日に嘉麻市にある織田廣喜美術館でアートキッズというイベントに関わりました。
これまで何度か準備作業の一部をここに記してきました。
台風16号がくるかこないか当日までわからなかった状態でしたが、無事、イベントを開催して終了することができました。
SNS等への写真のアップロードは禁止されていますので写真は作品のみになりますが雰囲気を簡単に記録しておこうと思います。
近日、オダビの公式ページで様子が伝えられると思います。詳細はそちらをどうぞ。
イベントのゴールとしては、小学生20名くらいを対象として、杉板になりたい自分をデザインしてもらい、その板にICレコーダーとマイコンを載せて喋らせようということです。
以下、プロトタイプです。
参加してくれた大学生が15名。小学生を2、3人受け持ち指導してくれました。
1日目は板に何をどうかくのか紙に描いてもらいます。デザインができたら絵の具やポスカで着色してもらいます。
デザインシートには3つの案を描くスペースがあったのですが、案がすぐに出てくる子、なかなか手が動かない子がいたり、大学生は大変だったようです。
2日目は場所を近隣の体育館に移してマイコン等の取り付けを行ってもらいました。
予備知識がなくても、なんとか組み立てられるように手順を考えたつもりですが。。。終わったあとに気づいたことですが、動作確認方法を書いていなかった。。。これでは片手落ちでした。これでも一応、ソフトウェア工学の研究者のはしくれのつもりですが。。。お恥ずかしい限りです。
一人ずつプレゼンをしてもらい、最後に建築・デザイン学科のK先生による装飾を加えたインスタレーションを。
小学生が作ったそれぞれの作品がまた一段と輝いて見えました。
作品の一部は以下のような感じです。近づくと音声もなってとってもいい感じでした。
個人的には夏休みの多くの時間を準備に充ててきました。
個人で使う研究用プロトタイプとは異なり、小学生が作ることを前提とした作品検討、そして組み立て手順の検討など初めてのことが多く苦労が多かったです。また、プログラミングなどのイベントでは材料費はほとんどかからないのですが、ハードウェアでは受講生がたくさんいればうん十万円の予算が必要であること、その材料をそれなりに準備する作業が必要であることも身をもって知りました。よい経験でした。
最後に、イベントにお誘いいただいたK先生、そして美術館のスタッフのFさん、Mさん、そして大量の準備作業を手伝ってくれて、文句一つ言わず元気いっぱいの子供の相手をしてくれた学生のみなさんには感謝しかありません。
次回までまたアイデアを練っておかねば。。。というところで本エントリーを閉じたいと思います。