1年かけてモノづくりするぞーというゼミをやってきました。今年も新3年生が配属されて2人でチームを作って頑張ろうとしています。とてもワクワクします。
で、今日はUnityの基本操作をみんなで一緒に勉強しました。以前、使っていたUnity2Dの教科書を持ってきてそれで簡単に説明したんですが、書籍についてきたサンプルファイルをネットからダウンロードしてAssetsフォルダに入れようとしたが入れられない。。。という学生が何名かいたんですね。
たぶん、あれだなと思いました。
そう、 WindowsではZIPファイルをダブクリするとZIPファイルの中身が見れます。あたかも展開後の状況になります 。でも、展開はされていません。わかっている人にはわかることです。
そこからUnityのAssetsフォルダに素材をドラッグ&ドロップしようとしてもできないのです。プレビュー状態では。。。
こんなもん初心者にわかるわけがないですよね。。。理由はわかります。圧縮ファイルを展開したファイルがゴミとして残ること。。。そんなゴミがあちこちにあると何が必要なのかわからなくなります。だから「ちょいみせ」するわけです。
でも、それが解凍後なのか解答前のちょい見せなのかが多くのWindows初心者にはわからないという事実を忘れているということです。
わかっている人は遅いデフォルトの機能なんて使いません。
だからどこをターゲットとして機能設計するか?だと僕は思うわけです。
ちなみにMacではZIPファイルをダブクリすると展開されます。プレビューなんてしません。
郷に入ったら郷に従え、ですが。。。
こういう知識ってどう理解するんでしょうね?大学では教えませんよ。。。教えても理解はできないでしょう。たぶん、普通の学生は。
iPhoneに至ってはファイルシステムは隠されていますから理解するきっかけもありません。圧縮ファイルってなにそれ?美味しいの?という感じじゃないかな。。。と思います。
我々古い世代は、ハードディスクや媒体の容量が小さかったので圧縮しないとまともなことができませんでした。なので圧縮ツールのありがたみもよく理解しましたし圧縮アルゴリズムは別としても小さくなるという経験をごく一般人もしていました。
今、ストリーミングがデフォルトな時代で、ファイル当たりの容量を気にすることもほとんどなくなったでしょう。裏では写真にせよ動画にせよ圧縮していますがその仕組みも必要性も一般人が意識することはほとんどなくなったと思います。
マイナンバー制度にせよその意義や技術的なこと、若いからといっても理解していない(認識する機会すらない)、ということをやはりまだ意識しなければならないことなのかな。。。と思うわけでした。
もちろん、こんなことはコーナーケースなんでしょうけどね。