背景
研究者にとって一番待ち遠しいものは何か?
色々とあるかもしれませんが査読結果も1つと思います。
せっせと書き上げた論文を投稿し、その内容を査読者の方が確認して判定結果を返送してくれます。それが査読結果です。
昨年秋に投稿した論文があったのですが、いつか来るだろうとGmailで☆をつけて待っていました。
(昨年の)冬が終わり、春が過ぎ、夏が過ぎ、そして秋が過ぎ、冬に入ろうとしています。
こういうのを催促するのはみっともないことと学生のときに恩師に言われたことが頭をよぎります。
確かにその通りと今でも思います。
査読される方々はボランティアです。お忙しいのだろう。。。と勝手に想像していました。
とはいえ1年が過ぎましたのでここでリジェクトされても他への再投稿は難しそうに思いはじめていました。
意を決して論文編集委員会にメールで問い合わせてみました。
そうしたら。。。なんと、今年の4月に査読結果を送付済みだとのことでした。送付されたメールが添付されていました。。。
😨
慌ててメールボックスを探しましたがメールは見当たりませんでした。
10年くらい前?に大学がG Suiteを導入したため大学のメールがオンプレミスからGmailになりました。
個人でもずーっとGmailを利用してきましたので、2つのアカウントのメールを確認するのは面倒と思い、大学のメールを個人のメールに転送する設定をしてずーっと利用してきました。
最初は仕事のメールをGmailでやりとりするのに抵抗というか不安を感じていました。
それでも、メールクライアントを入れなくてもWebインタフェースで利用できる便利さに次第に慣れていきました。
スマホとの相性もバッチリでした。
何が起きたのか?
大学のメールアドレスで投稿していましたので、大学のGmailアカウントに査読結果が送られてきたと思います。
そのときに、どういうわけか迷惑メールに振り分けられてしまったようです。
電算センターの担当の方に調査をお願いしたところ、Googleにも問い合わせていただいたようなのですが、半年以上前のことなので調査不可能とのことでした。
迷惑メールに振り分けられたメールは、個人のGmailアカウントには転送されません。
迷惑メールになったメールはGmailのステキな仕様により30日後に自動的に削除されます。
削除されたメールを復活する方法はないそうです。
文字通り跡形もなくなる。。。わけです。
ずーっと待っていた査読結果。
半年後に送られきていたのに目にすることがなかった。。。
無力感、脱力感
どうすればよかったのか?
重要なメールが迷惑メールになる可能性もなくはないとGmailはいいます。
対処としては、迷惑メールにある重要なメールを目視で確認して迷惑メールではない操作をするか、重要なメールアドレスを連絡先に登録する(ホワイトリスト)にするか、だそうです。
つまり、Gmailでは(その他の迷惑メールフィルタを持っているメールでは)、目視で定期的に迷惑メールフォルダを確認する必要がある、ということです。
考えてみれば、昔はちゃんと確認していたように思います。迷惑メールフィルタなんて信じていない時代もありました。
それでも、昔は(Gmailでなければ)自動的に削除されることはなかったので、それほど気にしていなかった、というか運良く大きな被害にあわなかった(あわなかったというか気づいていないだけなのかもしれませんが)のかもしれません。
で、結局、どーしたのか?
Gmailのアカウント間の転送は止めました。すべて転送されるという思い込みが余計なリスクを背負うことになりそうですから。
Gmailアプリでも複数アカウントを同時に確認できました。すいません。嘘書いていました。Webインタフェースではアカウント切り替え操作が必要ですが、まぁ、大した操作ではないので、やはりGoogle純正のGmailアプリでいきたいと思います(MacはWebインタフェース)。
とりあえずこれで様子をみようと思います。
で、結局、論文はどーなったか?
再審査をお願いするメールを返信しましたが。。。半年も経過しているのに何をいまさら。。。という感じと思います。
まだ論文編集委員会からの返信はありませんが、規定によると、査読結果を受け取った投稿者は3ヶ月以内に返信しなければならない、と明記されていました。
せっかく査読結果をいただきましたので、その内容を反映して、再度、投稿しようと考えています。
仕事でのやりとりもSlackが増えてきました。
迷惑メールの関心はかなり低くなっていたと思いますが。。。
今回のようなことにならないように。。。しっかり反省して対応したいと思います。
でわ。。。
私のようなことにならないように、迷惑メールは定期的に確認しましょう。
完全なアルゴリズムは存在しませんので。