■いつもの長い前置き
講義や演習では教科書を使わずにプレゼン資料を印刷して渡してきました。
今どき「紙」とも思いますが、授業に出席を促すためなど、もろもろの理由からずーっとそうしてきました。
最近、学生から電子ファイルでもらいたいとの要望が増えまして。。。お試しにと今年度からPDFファイルを大学の共通サーバーにおいて見てもらうようにしました。
学内では全教室でWifiが使えますので、学生さんらはスマホで資料にアクセスしてみることになります。ゲームをしているのか資料をみているのか。。。微妙ではありますが。
実際にやってみると1つ問題があることがわかりました。
コンピュータ演習室での演習授業の場合です。
演習室でもPDFを閲覧しながらプログラミングなどするわけですが。。。PDFだとコピペができちゃうんですね。。。(保護することはできるにはできるのですが抜け道があります)。
どうにかならないかな。。。と思ってきたんです。
今日、たまたま、ある科目の授業見学に行ったときに、その担当の先生がGoogleスライドをページに埋め込んで学生に閲覧させていました。
「おっ!、これはいい」と思ったわけです。
早速、自分の部屋に戻って、講義資料(パワーポイント)をGoogle DriveにアップしGoogleスライドに変換してWebページに埋め込んでみました。
「コピペできない!素晴らしい」と思ったのですが、Googleスライドではところどころフォーマットが崩れてしまいます。これを1つ1つ直すのは手間です。しかも、フォントが異なります。一番問題なのは、アニメーションがすべて再生されてしまうので、閲覧するときにもの凄く手間がかかります。パワーポイントとGoogleスライドともにアニメーションを一括で削除することができないようです。これでは資料として使い物になりません。
やっぱりPDFしかないか。。。と思いながら、試しにと slideshare を使ってみました。
すると。。。何ということでしょう。問題が一気に解決しました。
■本題
パワーポイントの資料をslideshareで公開するメリットというか特徴を挙げてみます。
- パワーポイントのイメージをそのまま再現されますのでフォーマットが崩れません
- 基本的にスライドは画像になるためプログラムコードなどのコピペはできません
- アニメーションはすべて削除されます。一覧性がよいです。
実際に講義資料をslideshareにすべてアップロードしました。
限定公開にしてパスワードつきにし、ダウンロードを禁止にしました。ダウンロードを許可するとPPTXファイルがダウンロードできてしまい、結局、コピペができてしまいます。。。これでは本末転倒です。。。
実際にアップロードして閲覧してみて1つ問題がわかりました。
「ハイパーリンク」です。
有用と思われる情報をハイパーリンクとしてスライドに載せています。slideshareではハイパーリンクが押せません。。。調べてみると(下記)、なんと。。。4ページ以降で使えるそうで。。。なんちゅう仕様やねん。。。
しかたがないので、1〜3ページにハイパーリンクがあった場合は空スライドを挿入しました。しかたがありません。
あと、もう1つ問題があることがわかりました。
「資料の差し替えができない」ことです。
以前はできたらしいですが。。。最近、仕様変更でできなくなったとか。。。残念です。
もし、資料が変更になった場合はファイルをアップロードしなおしてURLを変更しなければならないようです。
しかたがないですね。。。
とりあえず、これで前期の残りを試してみたいと思います。はい。
■追記
slideshareにファイルをアップして最初に躓いたことを書き忘れていました。アップロードしてみるとエラー。。。になります。以下によるとファイル名が日本語(マルチバイト文字列)だとエラーになる場合があるようです。英数字に変えてみると確かにうまくいきました。