memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

デザイン思考

先週の日曜日にやることがなく、久しぶりに天神に行きまして、ジュンク堂書店で以下の本を見つけました。

 

まだ読んている途中なのですが感想を少し。 

 

エンジニアのためのデザイン思考入門

エンジニアのためのデザイン思考入門

 

 

東工大の大学院の一科目での試行をまとめられた本です。東工大生だけでなく、芸大生や社会人を巻き込んでチームを編成し、テーマを実現する様々な可能性を計画ではなくプロトタイピングすることにより一つの形にしていくようです。

 

この本で(まだ半分くらいですが)「はっ」としたのは、エンジニアリング思考とデザイン思考という言葉です。

同じチームに東工大生と芸大生がいて、一つのものを作る、このイメージで、今までモヤモヤしてたものが晴れました。

ちょっとそのモヤモヤについて書きます。

ここ数年、研究そっちのけでモノづくりしてみました。教える側がモノづくりできなくて、そもそも情熱すらないってのはあんまりだと思ったからです。要求はありません。イメージだけです。こんなのあったら面白いだろうなぁ。。。です。計画ベースのモノづくりはもちろん残るでしょうけどこれからはプロトタイピングしながら作っていくのが重要だと、ファブ系のイベントにも参加して実感してきました。しかし、これを人に教える方法論がない。。。事例もファブ系ならなくはないのですがモヤモヤ。。。という感じです。

また、最近、ネットでよく見かける「〇〇職やめて講習受けて3ヶ月でエンジニアになりました」という話。数年前から世界的にもブートキャンプで短期間に学びエンジニアとして活躍されているのを目にします。ツールの使い方だけ習得しても根本知らなかったら先ないんじゃないの?と思うこともありました。正直。全くもって余計なお世話なわけです。すいません。これが2つ目のモヤモヤについてです。

話を戻して、デザイン思考とは何か?本書の14ページに以下の説明があります。

デザイン思考とはユーザーへの共感から問題定義を行い、アイデアの発想、プロトタイプ、テストといった5つのステップを繰り返すことで、問題の本質をインサイトとしてとらえ、そのインサイトにもとづいたソリューションをデザインすること、そのプロセス、その考え方を、指します。

計画ベースではないことは明らかですね。アジャイル開発に近い。でも、アジャイル開発にデザイン思考が入っているのかと思うとそうとも言い切れません。

このあと半分くらいまで読んだ状態ですが、デザイン思考についてはこれ以上に明確な説明はないように見えます。

本書に書かれていますが、私の理解では、とにかく考えてこれがサイコーということは誰にも言えないのだから、実際に手を動かしてプロトタイプを作って様々な視点から意見をぶつけよう、ということがデザイン思考を実現する道筋だと思われます。その点はここ数年の自分の経験に照らしても納得です。

さらにここで重要なキーワードが「共感」です。プロトタイプを作ることで、ユーザーとも、チーム内でも、この「共感」を増すことができる、とのことです。

短期間にエンジニアになって活躍されてる人の話を書きました。なぜそれらの人が活躍できるのか、これは想像ですが、エンジニアリング教育をガッチリ受けることの弊害がないことが、この共感力を高めているのではないか?という点です。もちろん、短期間とはいえエンジニアリング思考的にも素晴らしい成果物を生み出し続けているエンジニアはたくさんいると思ますが、そういうスーパーマンは別として、ガリガリ学ばなかったからこそ見える世界があるんじゃないかと。そして、その感覚はユーザーと共感する点では最も重要なポイントと思います。

この共感という視点は全くもって欠けていたように思います。

もちろん、要求分析という言葉は知ってますし、実際に仕事としてやってきたこともありますが、あくまでエンジニアリングをベースとして考えてきたことを提案したり開発したりしてきました。

これが悪いとは思いませんが、どうしても完成しただけで時間切れ、あるいは満足してしまうことが多かったように思います。仕事としても、個人制作でもです。 

世の中で評価されているモノづくりは(技術主導の製品以外は)、この共感をうまく取り入れてきた成果なのではないかと思います。

私の感覚では、これまでが「作ってオシマイ」で、デザイン思考は「作って揉む」という理解です。

二年前から、建築士でもあるデザイン学科の先生と仕事(子供向けのデザイン教育イベントにも)させていただく機会がありました。その先生はテーマを決めるにあたって、場所もテーマを自由に選択できる状態から「こんなイメージにしたらどう?」という提案をさり気なくされます。そのとき、私はずいぶんと戸惑った覚えがあります。その先生の発言に対してではなくテーマを決めるにあたって自分からアイデアが出てこない自分に対してです。そのとき、仕事でも研究でも課題ありきで物事を考えてきたんだなぁ。。。と実感しました。

長くなりましたたが、今日はパソコンを忘れてきたので、電車内でスマホでこれ書いてます。かなり悪文かと思いますが。。。頭にあることを書き出してみました。

今年も卒業研究に、三年生向けのプロジェクトもあります。三年生のプロジェクトでは、今までにな音ゲーを作ろう、をテーマにしました。どんなものができるのか。。。楽しみです。エンジニアリングデザインプロセスを参考にさせていただきます。一度、見学させてもらいたいなぁ。。。