memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

ウェブ進化論

日曜日の映画待ちで暇だったので、モール内の本屋に寄りました。

そして、(今更ながら)以前から話題になっていた梅田望夫氏(現はてな取締役)が執筆した本を購入しました(Link)

まだ出だししか読んでいませんが、「(≒無限大)×(≒無)=Something」にはとても共感します。
前の(≒無限大)は購買ユーザー数で、(≒無)はソフトウェアの値段です。

ハードウェアコストが低下し、ネットワークインフラが整った状態では、誰もが情報発信者となります。現在のブログ人気がそれを物語っています。

こうした環境では、例えば、情報量やソフトウェアの価値を1円として、1億人から徴収できれば1億円の仕事になるのです。著者が書いている通り、これまではその1円を徴収する仕組みを運営するコストに1円以上かかっていたため、この仕組みはうまく行きませんでした。でも、これからは違います。あのGoogleの支払いシステムを立ち上げようとしています。この後を読むのが楽しみです。

個人的な経験を挙げますと、SE時代に受託開発したスケジューリングソフトのパッケージ化を担当していたことがありました。機能要件や価格を考えていたときに、上記の数式がいつも頭にありました。100万円で10企業に売るのと、1000円で一万企業に売るのは同じなのです。もちろん、経費やキャッシュフローに差が出ると思いますが。。。

これからの製品開発と商売は、まず、「(≒無限大)×(≒無)=Something」を意識して戦略を練るべきだと思います。もちろん、これに当てはまらないニッチな分野があることも頭に入れておく必要がありますが。これは、また、別な商売になるでしょう。