memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

ALIFEの可能性

ここ1週間くらい人工生命について調べています。まだまとまっていないので詳しくは書けませんが。ここ時期にこれを考えていた、ということをメモしたくて書いています。

実は同じようなことを5年くらい前にもやっていて、おー研究したいないぁ。。。と個人的に盛り上がったものの忙しくなったのかわかりませんが消えてしまいました。

ALIFE本のGray Scott モデルをJS(p5.js)に移植してみた - memorandums

ALIFEの中心的な会議の論文をざっと読んだり。

alife.org

日本の第一人者である池上先生の本や動画を見返したり。

ALIFEのオライリー本の第一著者でもある岡先生のOCWを観たりしてました。

ALIFEのチュートリアル動画が面白くて(これもずいぶん前のようですが)。

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この中で出てきたニューメキシコ大(既に退職されている様子)のDave Ackley先生の語りに引き込まれてしまいました。

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Robust-first computingがとても面白い話と思いました。すぐに実用になるとは思えませんが、挑戦的な取り組みです。

我々が使っているコンピュータやソフトウェアはわずかな誤りも許されない論理の連なりで動作しています。人間というか生命はそうではないですよね?細胞が常に更新して我々の身体を構成しています。1つ1つの細胞は単機能でもこれだけ複雑な動きや思考を実現できます。

その可能性を感じたのは、実は岡先生のOCWで紹介されていた動画でした。以下です。ご存知の方も多いのだと思います。生命の基本原理の1つである自己言及を表しているそうです。

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フラクタル構造ですが単に静的な構造が相似形なだけではなく、それぞれの個体が埋め込まれた仕様に従って動作しているダイナミックな再生の動きが全体として入れ子構造のようになっています。。。

うわ。。。私達の身体の中で頑張っている細胞とその細胞の集合体である身体を見ながら、動いたり思考したりする自分を想像すると。。。ここまで単純ではありませんがこういう構造になっていると自覚します。

つまり、こういうダイナミックな個体を集めて構成することで別の目的を持った全体を構成できる可能性があるということです。

最新のフレームワークや言語を知り活用して面白いサービスを作って世の中に貢献するということは素晴らしいことと思いますが、それは言ってしまえば1+1=2に必ずなる世界です。こういうことにオモシロ味を感じなくなってきています。。。(自分の)限界かな。。。と。

そこに人工生命です。

まだやりたいことがあったんだな。。。と。ちょっと思ったところでした。論文を書くにはまだまだ勉強しなければならない状態ですが、やってみたいテーマになりつつあります。

以上、メモでした。